現代労働組合研究会は、日本国憲法を遵守し、次世代のための労働運動のルネッサンスをめざします。
2018.04.17更新 全労協を担う人たち
▽13/12/09 new 最近の「全労協新聞」から http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
▽全労協のHP http://www.zenrokyo.org/index.htm ▽13/03/25 全統一の30年の経験から――アメーバー型労働組合運動へ 一橋大学大学院社会学研究科のフェアレイバー研究教育センターが『労働法律旬報』誌(旬報社)に掲載しているものの中に、全労協の一員で、「全統一労組」のたたかいの歴史と現在の活動を報告しているレポートがある。 それは鳥井一平「ある個人加盟労組の三〇年:全統一労組の経験」〔『労働法律旬報』1722号(2010年6月25日発行)掲載〕だ。このページに転載したい。 http://www.fair-labor.soc.hit-u.ac.jp/rh-junpo/100625.pdf 全統一労働組合 http://www.zwu.or.jp/ http://www.fair-labor.soc.hit-u.ac.jp/index.html フェアレイバー研究教育センターは、労働組合やNPOと連携しながら、実証的かつ参加型の研究教育活動を行うことを目的として、2007年3月に発足しました。フェアレイバー(公正な労働)を求め、社会に開かれたセンターを目指します。
http://nugw.kir.jp/opinion/isikawalann.pdf 〒125-0062 東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階 TEL 03-3604-5983 FAX03-3690-1154 e-mail:info@toburoso.org 石川さんは語る。 http://www.labornetjp.org/news/2010/1282102255729staff01 「切った張った」の労働運動現場の私たちと総括に専念する研究者との共同作業による「新しい時代の新しい労働運動の構築」こそがいま強く求められているのだろうから。 このインタビューでは研究者の木下武男さん(昭和女子大特任教授)や五十嵐仁さん(法政大学大原社会問題研究所教授)などから学んでいることもよく分かるし、こちらの関心事をいくつか先に出しておく。 しかしながら《労働運動活動家全国ネットワーク「LANN」》は市販されていないようだ。 ▽13/01/22 new イギリスTGWUを学ぶ全国一般全国協 労働運動再生への挑戦 いま全国一般全国協の局面を語る〟 遠藤一郎さん(全国一般全国協議会書記長)に聞く(労働運動活動家全国ネットワーク「LANN」2008年冬号掲載、2009年1月PDF発行) http://nugw.kir.jp/opinion/endolann.pdf 2012年度の役員表によると、複数の役員を全労協に選出している。 このインタビューで全国協の発足の経緯、5グループの結集、量的にも3000名の組合員から1万名を超える組合員を組織していること、今後の組織・政治も含めた闘争の展望も語られている。 編集子としては、イギリスの港湾・運輸一般労働組合(TGWU)の歴史、組織形態を真摯に学ぶ気風を持った労働組合・ユニオンのリーダーがいることに感心した。 個人加盟のユニオンを目指す青年が増えて心強いが、それにプラスして、遠藤さんはゼネラルユニオンの階級性を以下のように語っている。 「むしろホントに個人加盟の一般労組で、その中に産別的機能を持ち、そして職能的な業種別の共通の全国的な政策機関だとか、制度要求とかっていう機能を持ち、同時に、企業も超え、産業も越えた地域の労働者の利害を代表して、ホントにキチッと要求できるような、そういう二重性のある性格を持った組織じゃないと、ダメなんだよ。他方で、産業別組織がホントに、地域組織・地域的な労働運動の共闘組織、その地域における労働者のヘゲモニーをキチッと発揮できるような組織になっているのか。そもそも産業別の地威のなんとか協議会とか連絡会議みたいなものではダメなわけたよね。ダメと言うのは、その地域の組織そのものの中に、一定の機能とヘゲモニーを持たないと、階級の全体性が見えない。例えば、リバプールの労働者はリパプールの労働者として、マンチェスターの労働者はマンチェスターの労働者として、企業や産別を超えて、どういう風に生きていくのか、そこには運輸も製造も公務も参加して決める、そういう組織のあり方をめざされた。ここが、すごく大事なところだな~と」 私が教わった故中林賢二郎さんのいくつかの論文(『現代労働組合組織論』、1979年6月など)の真髄を、遠藤さんは語っている。 そして、これからの運動の方向として、全港湾、関西生コン、全国協の三単組連携を語っている。 話は飛ぶが、中林さんの大学院ゼミに参加した浅見和彦さん(専修大学教授)が、TGWUに関して、いくつかの研究論文を書いている。 「運輸・一般労組(TGWU)の組合改革・再論――その思想と組織論の含意」(専修経済学論集 39[1]、 1―65、 2004―07) 「運輸・一般労働者組合(TGWU)の組織改革――1960年代後半以降の展開とその歴史的性格」(専修経済学論集 27[1]、 p91-132、 1992―10) 「運輸・一般労働者組合の源流と成立――合同過程と組織論を中心に―下― 」(労働組合組織論の再検討―続―<特集> 大原社会問題研究所雑誌 (348)、 p18―33、 1987―11) 「運輸・一般労働者組合の源流と成立――合同過程と組織論を中心に―上― 」(労働組合組織論の再検討<特集>、大原社会問題研究所雑誌(347)、 p22―41、 1987―10) ▽13/01/20 new 全労協を紹介するブログ・お菓子な組合 全労協が国労の解体(1407人の解雇を中心として)に抗する総評系労働者の一部が結集したことは、本サイトで中島義雄さんが書かれた「郵政労働者ユニオンのめざすもの」(2009 年10 月5 日、郵政労働者ユニオン長崎、月刊「地域と労働運動」NO109 号から)を紹介していた。 「89 年11 月21 日、総評が解体され連合ができる。その前段から、私たちは反連合・非全労連・全労協を目指し、全逓の連合加盟に抵抗を続け、その闘いの過程の中で全逓を離れ、独立労組を立ち上げた。私の知る限り、郵政の全国の職場の中で、連合問題を争点として、いわゆる労戦再編の過程で、郵政ユニオン以外に全労協の独立労組を立ち上げたところはない。また郵政以外でも、既存の労組と組織戦を闘い、独立労組を立ち上げた例は少ないと思う」 そして郵政労働者ユニオンは全労連の郵産労(郵政産業労組)と合併して、郵政産業労働者ユニオン(PIWU)になった。連合誕生移行では、初めてのケースのはずだ。 ブログ:郵政産業労働者ユニオン http://www.zenrokyo.org/simbun/simbundata/no234-4.pdf 私たちが統合し、いまだ相対少数、多数の開きはあるものの郵政で働く誰しもが郵政産業ユニオンなのかJP労組なのかの選択が可能になりました。正社員であれば一時金が二年で一〇〇万円も奪われる、非正規社員であれば正社員への道が元の木阿弥となり圧倒的な処遇格差が固定化されている。こうした非道に立ち向かうユニオンなのか協力する労組なのかです。厳しいせめぎ合いが始まっています。秋口に設定した全国での組織拡大のための運動で、JP労組員との懇談やレク実施が進みました。JP労組執行委員経験者のユニオン加入の報が複数の地方本部から寄せられています。私たちとの協同をはかろうとすると、やはりJP組合員に除名の脅しがかけられているとの報告もあります。七月の統合以来、組織拡大は三ケタに迫る勢いです。しかし劇的な変化とはまだ言えません。苦しい職場実態の中で労働者は注意深く私たちを見つめているのだと思っています。正念場です。 郵政で働く仲間の前に提示しているのは組織の方針だけではありません。一人ひとりを認めるユニオンか、会社の利益にかなうあるべき労働者像で線引きするJP労組かの違いがあります。本当に多くの労働相談が寄せられます。多くが「JPに相談したがわたし自身の問題点を言われ断られた」末にユニオンにとなります。ユニオンは会社とは違う、会社組合とは違う、目線をつらい思いをしている最底辺におき支援するしないの線引きをしないこと、これが肝心の問題です。 編集子は、京都総評が全労連と全労協にダブル加盟していることや全労協が日本航空の首切り解雇を率先してたたかいの支援に立ち上がっていること、ユニオンショップ宿命論を脱皮して行こうと呼びかけている全国一般東京東部労組(労働相談では第一人者的活動をしている)の存在以上に、情報を持っていなかった。 あるとき、「ブログ・お菓子な組合――人間らしい賃金・労働条件が〝感動〟を創る!」を発見して、どのような組合が現在あるのかを知った。 ブログ名は、何か茶化したネーミングのようだが、ブログでは、「お菓子のタカラブネの労働者が作っていた労働組合、自立労働組合連合(昔・タカラブネ労働組合)です。2003年にタカラブネが倒産。約半数が解雇され地域の組合員に、約半数がスイートガーデン(SG)社に継続雇用されました。2007年、SG社は焼き菓子製造・卸会社プレシアに買われました。お菓子な組合の第二幕です」とみずからを紹介している。 http://blogs.yahoo.co.jp/okasinaunion/MYBLOG/yblog.html そこで紹介されたいる、2012年度の全労協の役員メンバーが以下のようだ。国労や東京清掃労組、郵政産業ユニオン、全国一般全国協議会、全水道東京水道労組、全統一労組、石油労組協議会、そして地方全労協。 http://blogs.yahoo.co.jp/okasinaunion/31168972.html 全労協のHPは、以下のページだが、機関紙でその活動を紹介している。 http://www.zenrokyo.org/index.htm それぞれの労働組合運動史・論 その1(別のページ) ユニオン・ショップと労働組合――全国一般東京東部労組 全労協をになう人たち(別のページ) ▽13/03/25 全統一の30年の経験から――アメーバー型労働組合運動へ――鳥井一平「ある個人加盟労組の三〇年:全統一労組の経験」 (PDF版) ▽13/02/09 ▽13/01/22 国一般全国協の局面を語る〟 |
芹澤寿良のページ
下山房雄のページ
黒川俊雄のページ
中林賢二郎のページ
川﨑忠文のページ(回想の川﨑忠文)
今崎暁巳のページ(「今崎暁巳さんと私」)
早川征一郎のページ
小越洋之助のページ
五十嵐仁のページ
富沢賢治のページ
浅見和彦のページ
木下武男のページ
現代労働組合研究会のページ
労働組合・ユニオンの動向
それぞれの労働運動史・論
労働組合・労働問題の本
ユニオンショップを超える
連合を担う人たち
全労連を担う人たち
全労協をになうひとたち
▽書評・論点
『格差社会にいどむユニオン』(木下武男著)
『現代労働問題分析』 石井まこと・兵頭淳史・鬼丸朋子 編著
(2012.05.08 追加)
『新自由主義批判の再構築』(赤堀正成・岩佐卓也 編著 2012.07.04 new
▽労働組合・ユニオンの現場から
連合が分かるリスト《1》
◆連合の人たちの意識と行動
◆ふたつの研究組織――連合総研と(社)教育文化協会
連合が分かるリスト《2》
連合が分かるリスト《3》
▽労働組合・ユニオン
レイバーネット日本
首都圏青年ユニオン
首都圏青年ユニオンを支える会
東京公務公共一般労働組合
国公一般(すくらむ)
◆ユニオンの動向・一端
コミュニティ・ユニオン全国交流集会in阿蘇に320人
▽ユニオン・ショップ制を超える
郵政労働者ユニオンのめざすもの――ユニオン長崎・中島義雄
ユニオン・ショップと労働組合――全国一般東京東部労組
▽国際労働事情・労働運動
①韓国版
連合群馬が見た韓国労働事情
韓国非正規労働者の状態と課題(静岡県労働研究所)
▽私たちの労働組合運動史論・あれこれ
連合よ (要宏輝)
社会的労働運動論(脇田憲一)
高野実論(樋口篤三)
労働組合選択の自由(戸塚章介)
ユニオンショップ制(牛丸修)
▽中小企業労働組合運動・地域共闘・管理職ユニオン・コミュニティユニオン
『地域ユニオン・コラボレーション論 オルグから見た地域共闘とは』(小野寺忠昭著)
『転形期の日本労働運動――ネオ階級社会と勤勉革命』(東京管理職ユニオン)
『合同労組運動の検証──その歴史と論理』(松井保彦著)の書評と紹介
1高須裕彦
2呉学殊
▽全労連を担う人たち
(2012.07.07 new)
全労連を担う人たち(2)
(2012.07.23 new)
▽全労協をになう人たち
編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
UP 2013年01月20日
更新 2013年01月21日
更新 2013年01月22日
更新 2013年02月09日
更新 2013年03月25日
更新 2013年12月09日
更新 2014年03月07日
更新 2014年05月13日
更新 2017年05月31日
更新 2018年04月17日