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この街で一人ひとりがつながって、生きられるために。
水辺の市
越谷・にぎわいの会
◇2018年1月9日(火) 葛西用水ウッドデッキ(越谷市役所横)
「べしみ」は毎週、火曜日、定例の「水辺の市」ではない日も、出店し、今でも「福島復興支援の品々」を販売しています。「Bon Bon Bakery 」からの作り立てパンも次から次に売れ、とれたて「春日部・内牧産」の新鮮野菜も毎回、おなじみさんが増えて好評です。
△上のパンは、「Bon Bon Bakery 」が作りました。〒343-0823 越谷市相模町3-227-1 048-971-8516
▼「くらしセンターべしみ」ってなに⁉――特定非営利活動法人 障害者の職場参加をすすめる会が開いた、シンポ:「共に働く街を創るつどい2017 いっしょにはたらいて まちにそよかぜ」(2017年12月17日、日曜日)――辻彩子さん
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会沢完さんの報告から。
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1.社福つぐみ共生会と障害者の職場参加をすすめる会の関わりの経過
くらしセンターべしみは、越谷市恩間新田にある生活介護事業所です。
1970年代から「障害のある人もない人も地域で共に生きよう」を合言葉に越谷・春日部地域で活動していたわらじの会を母体に1995年身体障害者通所授産施設としてスタートしました。
障害者を一か所に集めて作業をするような施設型の活動には反対だったわらじの会でしたが、一緒に働く、考える職員の必要性や、わらじの会の主要メンバーだった故新坂きみ子さんのお父さんからの土地の提供を受けて、障害のある人たちが住み慣れたところで暮らし地域に出ていくための拠点として、最小規模の定員での法内施設を設立しました。
現在は身体、知的、精神など様々な障害のある人たちが24名通所しています。
通所授産施設として開設した当初、施設内での作業が義務付けられていました。
なので、陶芸、パン焼き、さをり織、印刷の作業を授産科目としておこなうことになりました。ですが、手や足が動かせない重度の障害者も多くいたので、その人たちでもできる活動はと考え、それまでもわらじの会の活動でやってきた「地域へ出る」ことを施設外授産活動としておこなってきました。街に出て、電車に乗って、バスに乗って、お店へ行ったり、人を訪ねたり、駅前でカレンダーや花を売ったり、ポスティングをしてお金を稼いだり。車いすで手が不自由でうまく喋れなくても、そうして街に出て街で人に出会うこと、街を少しずつ変えていくことがみんなの授産活動でした。
法改正があり、今現在は生活介護事業所になりました。それに変わるときも、どんな活動をしていくかみんなでいろいろ考え、お弁当屋さんやちんどん屋さん、喫茶など試しました。共通してあったのは、ただ安心安全の中で過ごすのではなく重度の障害があろうが一緒に「働く」こと、施設の外の人とつながること、だったと思います。
今のくらしセンターべしみ紹介パワーポイントがあるので、それで現在の活動を紹介させてもらたいと思います。
(図版をクリックしてください。PDFで見られます)
さて、このくらしセンターべしみと障害者の職場参加をすすめる会の関わりについてはべしみ開設当初の頃にさかのぼります。その頃、障害者の職場参加をすすめる会は、「障害者の職場参加を考える会」という組織としてありました。それまでのわらじの会の活動でトムテ(身体障害者中心)、ぶあく(知的障害者と主婦の店)という二つの働く場を作っていて、そういう取り組みと外の団体との出会いが考える会につながったと聞いています。考える会の活動として、越谷市職員組合の事務所で月に一回「職場参加を語る会」という集まりがあり、私たちべしみやわらじの会のメンバーも参加していました。
その後1997年には越谷市立病院組合事務所での実習があり、2001年埼玉県が実施した障害者職業開拓推進事業を受け、べしみの設置法人である社福つぐみ共生会で本部職員として開拓員を雇用しました。その一人が現在もすすめる会の事務局の内野さんでした。その後、2003年にはNPO法人申請事務作業などをおこなう人材を、2005年には障害者就労支援センターの実務に関わる人材を、それぞれ法人本部から出向させる形で協力しました。その間に2002年越谷市地域適応支援モデル事業があり、2004年に「障がい者の職場参加を考える会」がNPO法人化し「すすめる会」設立、2005年越谷市障害者就労支援センターが発足し、すすめる会の活動拠点「世一緒」での取り組みが始まったという経緯がありました。
そうした経過のうえで、今現在もすすめる会とわらじの会、べしみは協力関係にあり、ここ最近では今年度事業の「すいごごcafé」に障害者メンバーが話し手として参加したり、同じく今年度おこなわれている「うんとこしょ」などの企画や、世一緒当番、職場参加を語る会、事務局会議に参加するなどしています。
△右側が「会沢完さん」。
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2.べしみが抱えている課題
会沢完さんはべしみ開所時からのメンバーです。完さんがこれまでおこなってきた活動を紹介させてもらいます。
①つりまき青果実習…2004年~。べしみが給食を作っていたときに野菜を入れていた八百屋さん。実習のお願いを受けてくれて、完さんをはじめ数名の障害者メンバーが支援パートナーを伴って玉ねぎの皮むきなど実習をおこなった。
②地域適応支援事業…2002年のモデル事業からはじまり、現在までおこなわれている越谷市地域適応支援事業に過去何度か参加している。イオンせんげん台店でのカート整理、アピタ岩槻店での商品陳列作業、ハートアート展での案内係などを経験した。この事業にはべしみからは完さん以外にも身体知的重複の重度障害者のメンバーなども含め毎年実習へ参加している。
③わら細工ビラ配り…同じわらじの会の事業所、ケアシステムわら細工の介助者募集のビラを毎週駅頭で配っている。1時間で100枚とか配れるのは完さんしかいないというくらい、ビラ配りは完さんの得意なこと。毎週毎週やっているのを見たやきとり屋さんからビラ配りの依頼があったことも。
④おかし屋マーブル販売ボランティア…今年1月に移転し新規オープンした埼玉県小児医療センターに入っている、県内の障害者施設で作られたおいしいクッキーを販売しているお店。運営しているNPO法人クッキープロジェクトさんがボランティア募集をしていたので、うちの障害者メンバーでもできますか?と聞いたところ、「完さんなら販売の盛り上げが上手だから、お弁当販売のお手伝いをお願い。」と言ってもらい、今年4月から現在までおこなっている。無償のボランティアであるが、そこに彼がいることで生まれる何かを期待する、これも彼の「働き」なのではないかと思っている。
べしみは「くらしセンター」と名前の前についています。くらしのことを一緒に考えていく場でありたいということからです。しかし、今実際のところは、生活介護に移行した頃に比べ、障害者メンバーも初期メンバーが減り、活動数は増え、なかなかじっくりとお互いの生活について語り合い、知り合い、生活場面に関わっていくことが難しくなっています。べしみの今の活動は販売や喫茶など「はたらく」ことが主軸になっています。昨年度発足した越谷市共同受注ネットワークにも所属し、市内の他施設と一緒に除草作業や販売活動もしています。そんな風に外に出てやっていこうと活動を展開すればしただけ、多忙になってしまうという状況にジレンマを覚えます。
また、べしみが開所して20年以上経ち、通所メンバーのなかにも介護保険対象になる方が。障害福祉よりも介護保険が優先という制度の決まりにのっとって動いてしまったら、なんだかちぐはぐになったという経験をしました。今は制度ありきで何でも動きすぎなんではないか、とその時に感じました。今の障害者のくらしは、制度に支えられてくらしが広がるというよりも、制度に囲まれてその中でしか道がないようなそんな感覚、そしてその傍らにいる私自身もその制度の壁を壁とも感じなくなって慣れてしまっていたのではないか、と。
今回このパネル討論に参加させていただくにあたってこれまでの経緯を振り返ったとき、完さんの活動にしても、べしみのこれまでの活動にしても、べしみ単体ではなく他事業所や通所者、職員以外の人との協働で出来てきたことだったとあらためて思いました。
今のべしみの課題と思うことも、自分たちだけで全ておこなうのではなく、ほかの人や事業所とのつながりを活かしつつ一つの物にしていくという考え方を忘れずに持っていけたらいいのかもしれないと思いました。
△3.就労移行支援事業への期待と地域共生をめざしての展望
すすめる会の就労移行支援事業所はせんげん台に開所されるとのこと。私たちの活動圏でもあり、生活圏でもあるせんげん台です。せんげん台の商店街では近年、若い事業主たちが頑張って地元を盛り上げようとしています。世一緒の皆さんがその地域で活動されることで、また新たな出会いやどんな化学反応がおこるか、楽しみに思います。もちろんより近くなることでもありますし、一緒になにができるか、どんな地域開拓がしていけるか、一緒に考え実行していけたらと思います。
朝方まで降っていた冬の雨も、「市」の開始には上がり、徐々に気温も上昇し心地よい晴れの日になりました。リピーターのお客さんも、天気に引き寄せられたか、幾分、多めに集まっていただきました。
▼今日も
Picotee
さん。
▼
障害福祉サービスの多機能事業所――「障害福祉サービス 就労継続支援B型×自立訓練(生活訓練)――Caféにじさんぽ」をオープンしました(特定非営利活動法人にじさんぽ)。
<Caféにじさんぽ>は、平成30年1月6日の11時にOpen致しました。
11時~15時(ラストオーダー14時30分)に営業している「ご飯を食べられるカフェ」です。
越谷市大沢にある越谷郵便局の前の道を挟んで、向かい側の建物の2階部分で駐車場は5台分あります。
住所:埼玉県越谷市大沢4-2-13 2F
TEL:048-947-7791
皆様のお越しをお待ちしております。
前営業日に注文を頂ければ、お弁当の配達も行います。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/nijisampo/cafe_nijisampo.html
(図版をクリックしてください。PDFで見られます)
橋本画伯一行は、<葛西用水ウッドデッキのむらさき屋さん>で、昼食と温かい飲み物をいただいています。本が売られていたので、1枚撮影。
下のようなテープの貼ってあるという店を見つけて、「タンク☆ポップ」さんにお知らせすると、何かいいことがあるとfacebookで発信されています。
【2018年スタートの越谷水辺の市 タンク☆ポップ演奏曲】
〈第一回〉
てくてく
おさんぽ
元気玉
越谷の葱
リバーシブル
つながっていこう
恋はポップコーン
〈第二回〉
元気玉
越谷の葱
わっしょい
僕のふるさと
つながっていこう
恋はポップコーン
旅立ちの唄~スペシャルタイムマシーンバージョン(ボーカルゲスト:古市佳央)
△「貼って構わないよ!」という越谷市内のお店・施設のオーナー様、またそういう場所をご存知でしたら、そっとタン ク☆ポップにメッセージをくださいます様、宜しくお願い致します。
〈締め切り〉
【タンク☆ポップマスキングテープこんな使い方ができるよコンテスト】
作品ご提出→ 1月末まで
▽86.8MHz こしがやエフエム
毎週金曜日11:30~13:00、『らじトクランチアワーはハロー868』という番組に「出演中」(市民パーソナリティwakkoとして)です。
インターネット放送「リスラジ」にて全国でお聴き頂けるようになりました!
◆インターネット放送サイト◆
Listen Radio
http://listenradio.jp/
【PCの場合】
CHANNEL→関東→ハローハッピー・こしがやエフエム
【スマートフォンの場合】
チャンネル→関東→ハローハッピー・こしがやエフエム
お気に入りマーク☆をつけると「お気に入り」=ブックマークされて便利です。
◆《『越谷の葱』タンク☆ポップ、作詞wakko 作曲かっくん》
歌詞
です。(クリックしてください)
▲
タンク☆ポップ LIVE at 07MARKET
(you tube)
◇
facebook
のページ
https://www.facebook.com/tankpop.wakko.kakkun/
△タンク☆ポップさんののfacebookから借りました。
水辺の市――2015年1月から6月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/2015nen01gatukara06gatu.html
水辺の市――2015年7月の風景
ttp://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/7gatu.html
水辺の市――2015年8月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1508gatu.html
水辺の市――2015年10月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1510gatu.html
水辺の市――2015年11月の風景
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水辺の市――2015年12月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1512gatu.html
水辺の市――2016年01月の風景
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水辺の市――2016年02月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1602gatu.html
写真ルポ・第4回雛めぐり(越ヶ谷春の宿場まつり)
――旧日光街道ぞい(越谷市商工会前)、 水辺の市(にぎわいの会)も参加。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160228hinameguri.html
水辺の市――2016年03月の風景
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水辺の市――2016年03月19日(火)の風景
(越谷観光協会主催の「おそうじ交流会(これは中止)・餅つき大会2016。
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水辺の市――2016年04月の風景
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水辺の市――2016年05月03日(火)の風景
――第4回 甲冑めぐり(越谷市)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160503mizubenoiti.html
水辺の市――2016年05月10日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160510mizubenoiti.html
水辺の市――2016年06月14日(火)の風景
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水辺の市――2016年07月12日(火)の風景
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水辺の市――2016年08月09日の風景
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水辺の市――2016年10月11日(火)の風景
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水辺の市――2016年11月08日(火)の風景
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水辺の市――2016年12月13日(火)の風景
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水辺の市――2017年01月08日(火)の風景
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水辺の市――2017年02月14日(火)の風景
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水辺の市――2017年03月14日(火)の風景
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水辺の市――2017年04月18日(火)の風景
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水辺の市――2017年05月09日(火)の風景
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水辺の市――2017年06月13日(火)の風景
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水辺の市――2017年07月11日(火)の風景
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水辺の市――2017年08月08日(火)の風景
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水辺の市――2017年09月19日(火)の風景
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水辺の市――2017年10月10日(火)の風景
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水辺の市――2017年11月14日(火)の風景
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水辺の市――2017年12月12日(火)の風景
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水辺の市――2018年01月09日(火)の風景
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◆出店の申し込みは、下記へどうぞ(越谷市内の企業・団体・個人以外の参加もフリーです)
E-mail : shokuba@deluxe.ocn.ne.jp (世一緒事務所)
TEL&FAX :048-975-8636(須長)
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編集人:飯島信吾
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UP 2018年01月12日
更新 2018年01月12日