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この街で一人ひとりがつながって、生きられるために。

    ◇2017年11月14日(火) 葛西用水ウッドデッキ(越谷市役所横)
     

 


トマトづくりにかけた人生。育て方を探求して、栃木・群馬など関東各地を訪ね歩き。そして試行錯誤10年、ここ20年以上、香り・酸味・甘さの三位一体の自信作を出荷。おいしい「越谷米」も直販でリピーターの方に販売。食べたい方は「キッチンとまと」のお弁当を。
◆「水辺の市」を支える人たち――7
      三ツ木宗一さん(越谷市増林)
                         
       
                                                               
                                 
   
      ▼育苗ハウスで大事に育て、整然と植えられた「ハウス桃太郎」。                                                 
 
    △この後も一つひとつビニールひもで段ごとにポールに立つように育てる。この労力は並大抵ではない。
                
 
  
  11月14日(火)開催の「水辺の市」は、お昼過ぎに雨が降ってきて「タンク☆ポップ」さんの野外ステージは、残念ながら2回目ができなかった。
 この日(11月16日・木)は、天が青く輝いた晴れ、三ツ木宗一さん(越谷市増林)のトマトのビニールハウス内は温度管理をしていたが、上着を脱いで話を聞かざるを得ない暑さ(24度ぐらいあったか)。
 
 
トマト生産の誇り

 ビニールハウス内には、10月27日(金)に育苗のハウスから一株一株育てたポット(黒のビニール製の鉢状のもの)を移し植えた状態から、まだ20日ほどだが、きれいに整った圃場が仕上がっていた。背の高さは60cmから1 mほどだったが、1200株で二つに枝分かれた茎(2400)を一つ一つ、ポールにビニールを止める作業は、大変な労力だ。
 土の半分に黒マルチのカバーがかけられ、トマトはすでに「根っこの自己保存機能」を発揮してすくすく育っていた。黒マルチの下は、地下水から水分を上昇させ水気を含んだ潤んだ土になってなっていた。
 成長した「玉」(このように表現していた)を太陽との関係で、一つひとつ手作業で向きを変えていくという。これも大変だ。育った茎は、枝の段が何段にもなり、背丈は1m50cmほどの高さになる。
 そのうえ、温度管理は「自動化」してビニールハウスの上部が移動して、空気の入れ替えシステムを構築していた。これは「私が一番早いシステム導入だった」と自慢げに語る。
 来年(2018年)の1月から、出荷ができる、という。

 土づくりのノウハウは、窒素の分解プラス水分の吸収の話を伺ったが、一朝一夕では理解できない、三ツ木さんたち「トマト部会」(2017年4月に本サイトで紹介した髙橋政太郎さんなども参加している)で情報を共有してきたとのこと。
 「一番この仕組みを分かっているのは。“きんちゃん”(田村さんとのこと。一緒に行ったキッチンとまとの須長さん談)と僕だな」と話していたが、その方にも会いに行かなければならない。
 昔は、茎のそばにガラスを貼り、育っている状態を見られるように工夫して育て上げた、という。
 とにかく、トマト生産はほぼ30年、安定した収量と出来映えができてから20年になる、と。その間、いいトマト栽培の先進的取り組みがあるといえば、栃木や群馬などの関東各地の生産者を訪問して学んできたという。

 育てているトマトの品種は、「ハウス桃太郎」で、香り、酸味、そして甘い食感が味わえて、大変好評なのだそうだ。ただし栽培が難しく「暴れる」(変形する?)と話していた。
 ▽品種の特性
 ○主な生産地:千葉県・栃木県・静岡県・熊本県
 ○出荷期:10 月〜5月
 ○特性:①桃色トマトの代表品種。桃太郎ファミリーの
  1つで、冬春トマトの主流品種。
 ②果実の皮は透明で果肉は桃色。完熟で赤に変わる。
 ③糖度は高く、酸味のバランスもよい。


 販売方法も先見的に早くから「看板やのぼりを作り、街道に張り出し、直販に力を入れ、今の増林マルシェの先に、行っていた」という。
 
                  
   直販している「越谷米」                  

 △トマト以外ににもメインで「米づくり」を2町歩ほど行っている。
 本当にうまいから食べてほしいという。
 キッチンとまとのお弁当のお米は、この三ツ木さんの生産米だ。

 農地の単位は昔から生産者の取材に行ってよく聞かされたが、今でも理解できない。「何反」「〇町歩」と聞くスーっとわからなくなる「素人」だ。
 あるページに紹介されている数字を書くと「1町は、3,000坪、9,900m、2 3,000歩、100畝、10反」となる。
 またコメはどのぐらい収穫されるのか――「1町の土地からは10石強の米がとれます。米10石は重さにして1,500kg=1t500kgです」と書かれている。
 このへんは取材できなかったので、メモ風に書いておく。

 三ツ木さんは、「お米は昔から直販で、顧客がほとんど決まっており、新規申し込みは、残念ながら受けてない」ようだ。農協に供出する方法ではなく、「昔からお母さんの裁量、判断で、顧客を自ら探して販売する」方法をとってきたとのこと。
 20数年前、秋田県大潟村(開拓農民)で、コメ減反の政策に反発した農家を取材したことがあるが、この越谷の地で、その当時から実践していたわけだ。
 三ツ木さんは「政府の減反政策は本当に許せない」と昔から思っていたとのこと。
 

        
   ▼この時期、水田は、来年の田植えまで「休息中」。刈り取った「コメ藁を干して」いる。          
 
 
    子どもたちへ、若い世代へ。    

 ご自身は越谷市の農業委員を担って、越谷市農業の発展を実践しているが、農業を大事にして真剣に取り組む未来のために、子どもたちへの継承を願っているようだ。
 「昔は増林小学校のPTA会長を長くやっていたので、子どもたちが見学してきて、学校でも教師に指導され、子どもたちが栽培したことがありました。教師が変わると後がつづかない。もう一度やってみたいですね」と。

 次に、世代の継承も一言。
 「若い世代は、私どもの貧しさを経験した時代といまはまったく違って、何でも手に入る時代になっている。あのバブル(1980年代の)があって、農家も農業より“不動産業”になってしまったところもあります。まだ越谷市内には300軒以上の農家がある」と話す。

 「若い人たちに農業・米づくり・トマト栽培」に携わってほしいですね、と話すと。
 「次を継いでくれて、やる気をもって農業をやる人が出てほしいと思っている。訪ねてきたら、応えたいですね」と語っていただいた。
 短い時間でしたが、「越谷弁」(らしい)のイントネーションを含めて、近しい感じをもたらしてくれた空間だった。


越谷市農業団体連合会のご紹介のHP
 あなたと生産者をつなぐ越谷農業情報発信サイト
 「こしがやふぁーまーず」
 越谷の農産物生産者(農団連会員)
 増林地区三ツ木 宗一 トマト、米 〇(グリーンマルシェで販売)
 
http://www.koshigayafarmers.jp/farmers/



 ▼増林の「マルシェ」で買えます。「キッチンとまと」のお弁当で食べられます。

 
   
 
 


見栄えよく店舗を作った「べしみ」さん。毎週火曜日に出店して、通りがけのおなじみさんも増えてきた。
         
     (出店者を募集しております。参加は自由です)                                                                        
                                                               
 
                                                                                           
 
                                                         
   
   


買う方、売る方――千客万来の喜びの笑顔が「あちこち」で見られました。

                                                                                       
 
                                                             
   
                                                                 
   
                                                                
   
                                                               
   
                                                             
   
  
  
 イシザキフーズさんの特売日に、訪問交流をしています。

                                                                                       
 
  
  ▼イシザキフーズさん訪問 タンク@ポップ(11月04日)facebookより。 
             https://www.facebook.com/tankpopwakko/posts/2089209338031880?pnref=story

                                                             
 
 
  ▼イシザキフーズさん訪問 山下浩志(11月05日)facebookより。

             https://www.facebook.com/hoiroshi.yamashita/posts/1445251445543491
                                                                   
 

                                                                                             ▼11月26日(日)レイクサイド・マルシェを開催いたします――万やさんからのお知らせ。  
     作家の個性が光るハンドメイドの雑貨
輸入洋服・わんちやんのお洋服
産地直送品(柚子ごしょう・干し竹の子他)
以上個性派のフリーマーケットです。
お散歩、ウオーキング、ジョギング、イオンにお買いもの
際に是非お立ち寄り下さい。

     
           




 この日は、第一ステージは完全に歌い切ったのですが、その後雨になり、残念ながら「ワン・ステージ」だけでしたが、にこにこ持ち歌を歌ってくれたタンク☆ポップさん。



                                
                                                               
 
  
 
 
 

【『越谷水辺の市』(11月14日)

https://www.facebook.com/katsumi.kasuya.1966/posts/1287746878037359?pnref=story



【本日の越谷・水辺の市 2017.11.14(火)】

埼玉県民の日と重なりお子さん達の姿も多かったですが、昼過ぎから降り出した雨の為、撤収となってしまいタンク☆ポップのライブも1回のみとなってしまいました。
また来月にお会いしましょう!
お越し頂いた皆様、ありがとうございました。

次回は12/12(火)です。
皆様のお越しをお待ちしております。



 ▽86.8MHz こしがやエフエム
 毎週金曜日11:30~13:00、『らじトクランチアワーはハロー868』という番組に「出演中」(市民パーソナリティwakkoとして)です。

 インターネット放送「リスラジ」にて全国でお聴き頂けるようになりました!
 ◆インターネット放送サイト◆
  Listen Radio  

 http://listenradio.jp/

【PCの場合】
  CHANNEL→関東→ハローハッピー・こしがやエフエム
【スマートフォンの場合】
  チャンネル→関東→ハローハッピー・こしがやエフエム
   お気に入りマーク☆をつけると「お気に入り」=ブックマークされて便利です。
 
  ◆《『越谷の葱』タンク☆ポップ、作詞wakko 作曲かっくん》歌詞です。(クリックしてください)
 タンク☆ポップ LIVE at 07MARKET (you tube)

                                                                                         
                                                                                  

  facebookのページ   https://www.facebook.com/tankpop.wakko.kakkun/
    




 きちんとポピュラーな歌を歌った島根孝一さん。
  
                                                    
   




水辺の市――2015年1月から6月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/2015nen01gatukara06gatu.html

水辺の市――2015年7月の風景

ttp://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/7gatu.html


水辺の市――2015年8月の風景

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1508gatu.html

水辺の市――2015年10月の風景

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1510gatu.html

水辺の市――2015年11月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1511gatu.html 

水辺の市――2015年12月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1512gatu.html

水辺の市――2016年01月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160112mizubenoiti.html

水辺の市――2016年02月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/1602gatu.html

写真ルポ・第4回雛めぐり(越ヶ谷春の宿場まつり)――旧日光街道ぞい(越谷市商工会前)、 水辺の市(にぎわいの会)も参加。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160228hinameguri.html

水辺の市――2016年03月の風景

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160308mizubenoiti.html

水辺の市――2016年03月19日(火)の風景 (越谷観光協会主催の「おそうじ交流会(これは中止)・餅つき大会2016。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160228hinameguri.html

水辺の市――2016年04月の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160412mizubenoiti.html

水辺の市――2016年05月03日(火)の風景 ――第4回 甲冑めぐり(越谷市)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160503mizubenoiti.html

水辺の市――2016年05月10日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160510mizubenoiti.html

水辺の市――2016年06月14日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160614mizubenoiti.html

水辺の市――2016年07月12日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160712mizubenoiti.html

水辺の市――2016年08月09日の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160809mizubenoiti.html

水辺の市――2016年10月11日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/161011mizubenoiti.html

水辺の市――2016年11月08日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/161108mizubenoiti.html

水辺の市――2016年12月13日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/161213mizubenoiti.html

水辺の市――2017年01月08日(火)の風景

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170110mizubenoiti.html  

水辺の市――2017年02月14日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170214mizubenoiti.html

水辺の市――2017年03月14日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170314mizubenoiti.html

水辺の市――2017年04月18日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170418mizubenoiti.html

水辺の市――2017年05月09日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170509mizubenoiti.html

水辺の市――2017年06月13日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170613mizubenoiti.html  

水辺の市――2017年07月11日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170711mizubenoiti.html

水辺の市――2017年08月08日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170808mizubenoiti.html

水辺の市――2017年09月19日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/170919mizubenoiti.html

水辺の市――2017年10月10日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/171010mizubenoiti.html

水辺の市――2017年11月14日(火)の風景
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/171114mizubenoiti.html












 ◆出店の申し込みは、下記へどうぞ(越谷市内の企業・団体・個人以外の参加もフリーです)
   E-mail  : shokuba@deluxe.ocn.ne.jp  (世一緒事務所)
   TEL&FAX  :048-975-8636(須長)








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 編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
企画・制作:インターネット事業団 のホームページ
       インターネット事業団(本メールにご連絡ください)

UP 2017年11月17日
更新 2017年11月17日
更新 2017年11月18日