トラック労働者から原点に戻って、市民へ直販する「農」のある暮らしづくり―鈴木照和さん・べしみの農産物生産・販売人。
△右から二人目が鈴木さん。トレードマークのようなお気に入りのファッションです。一番左が岡田さん、その右お二人は「花畑」さんの知人、そして鈴木さんと一緒に栽培している近所の人。
△年末も迫った12月18日(日)、「水辺の市」へ出店する「“花畑”さん」と「水辺の市」の幟(のぼり)のデザイン・制作した岡田さん(合同会社ローカルアクセス)が内牧(春日部市)で野菜を栽培・出荷している「鈴木照和」さんの畑(春日部市内牧)を見に行くということで、急遽、参加した。
以前(2016年07月12日)、べしみの取材の折、レストラン前に「内牧産」というこぎれいなレイアウトのポスターを掲げて、販売をしていたことがあり、その後も、「水辺の市」でたくさん出荷され、これまで緑が十分ではなかったので少々不満気味だったが、やっと登場した「内牧産の野菜」栽培地だ。
△「朝採り 春日部内牧産」の小ポスター
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/160712mizubenoiti.html
みなさんは「北越谷(3人)」「蒲生(1人)」から車で来たが、こちらは鈴木さんに北春日部駅西口に迎えに来ていただいた。5分から6分だったが、なんと駅前(にも)から鈴木さん宅まで信号がないのだ。内牧は農地全体が開発規制をされている地域だとのこと。
集合した後(もう一人、地元の人も参加)、早速、農地と作物を見に行った。自宅裏から竹林の中を歩き、落葉があふれた農道を歩きながら、ここは何かと聞いたら「公道」だという。ほかの人の自宅の庭を通っていく感じだった。
竹林の道を抜けると、目の前に急に開けた農地が広がっていた。鈴木さんを中心に3人と「ひよせ」(越谷市弥栄町でワーカーズコープの障害者就労支援B型事業所を運営している)を合わせて、ほぼ250坪ほどで野菜やイモなどを栽培している。
冬場なので、作物はないのかと思ったが、十分とはいえないが、家庭菜園プラスαな感じで、植えられ、葉っぱが出ていた。
ハクサイ、ダイコン、ブロッコリー、玉ネギ、スナップエンドー、キヌサヤ、小松菜、菜の花、水菜などだ。
△京都ではありません。春日部の内牧です。
鈴木さんは、昔から(30数年前)「わらじの会」のメンバーと知り合いで、トラック労働者として(定年前は労働組合の委員長だった)昨年、定年になって、原点に戻って「農」と障がい者の連携に、自分が何か役立つのではないかと、思っていたところに、「べしみ」施設内や「水辺の市」で販売できる農作物をつくって、販売しようと腹に決めたようだ。
働きながら(新潟などへの長距離便のトラック労働)、浦和の「見沼たんぼ」での農作業や山登り・ウオーキングで障がい者と共に生きてきた経験(今でも毎週のように一緒に行動しているとのこと)があったので、自分にできるという確信があったようだ。
最初に自宅についてお茶を飲みながら急に話し始めたのが「穴藏」づくり(自宅の近くに野菜保存庫として数メートル掘って左右に保存できる空間をつくる)とクリスタルハウスづくり(「水辺の市」でプランターに植えたままの超新鮮野菜の提供を考えている)だった。こっちは素人なので、よくわからなかったがその後者の建物のある農地に向かった。
ここにも「陸田」(地下水を使った田んぼ)が広がっている農地の道路沿いに、6畳ほどのお手製の建物(クリスタルハウス)があり、なかはプランターがいっぱいあった。周りに来年はミョウガなどを植えてみようと、意気込みを話していた。
△右が超新鮮野菜作りをめざして立てたご自慢の「クリスタルハウス」
農地にあった「温州みかんは、俺は食べないよ」というが、食した女性は、「おいしいわよ」と私にも手渡ししてくれたので、食べてみると甘味は少ないがまさしく「ミカン」だった。
鈴木さんの抱負は、十分聞けなかったが「水辺の市の販売で一緒にやってくれている障がい者に少額でも支払えるために、いつも給料袋をもって行くことにしている」とのこと。いくらかは聞かなかったが、心意気がえらい(べしみへの支払いは当然のように話していた)。
▼ある時の「水辺の市」で紹介していた。
2016年8月9日(火)の出店風景 |
△左は「べしみ」エリアの恩間新田で採れたネギと一緒に(12月の風景)。
△「べしみのHP」 http://beshimi.sakura.ne.jp/top-page.html
寒空を吹き飛ばす、元気なタンク☆ポップのライブコンサート。
◆《『越谷の葱』タンク☆ポップ、作詞wakko 作曲かっくん》歌詞です。(クリックしてください)
▲タンク☆ポップ LIVE at 07MARKET (you tube)
初めて紹介する「ひよせ」(障害者の就労継続支援B型事業所・ワーカーズコープ)の廃油せっけん、おイモ販売。
(出店者を募集しております。参加は自由です)
▽〒343-0046 越谷市弥栄町1-195-172 、TEL048-940-1413 FAX048-940-1414 精神障害(○
)、定員 20名。
紹介資料です(PDF版)。
寒いときはあたたかい食べ物が、いや常温のイモもおいしいです、この街・越谷。
新鮮野菜も花も販売中!
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キッチンとまとのHPへ
今月も、ユニークな店、この顔、個性的なみなさんのお店です。
声をかけて1枚、シャッターを押しました。