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                                   2018.12.15更新







「今崎暁巳さんを偲ぶ会」開催される
 (2011/06/04) 

 6月4日(土)、東京・北区の北とぴあ・ペガサスホールで「今崎暁巳さんを偲ぶ会」が開かれた。

 偲ぶ会には、友人・知人、ルポの関係者が120名以上参加されました。

  
   

日本フィルハーモニー交響楽団弦楽四重奏(バイオリン・松本克己さん他)の献奏でバラを持った参加者が一人ひとり献花を行いました。

呼びかけ人を代表して柳澤明朗さん(元労働旬報社社長)が、「人とひとの絆を結んで、一緒に人生を創っていこうよ」と数多くのルポルタージュ作品を生みだした生前の今崎さんを紹介し、長年の活躍をこころからの思いを込めて追悼した。

プログラムは、献杯をしていただいた木村康子さん(上野の森に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会代表理事)からはじまり、今崎暁巳さんと早稲田大学時代からの友人・山口義夫さん(下町人間の会代表)・梅田欽治さん(宇都宮大学名誉教授)のあいさつが行われた。

つづいて、お別れの言葉とケーナの演奏が以下のように、各界から寄せられた。

 若月 司郎さん(元日本航空労組委員長)
 金子 満広さん(日本共産党名誉役員、元衆議院議員)
 中屋 重勝さん(元沖電気争議団事務局長)

演奏  八木倫明さん(デュオ・ケーナルパ)

 松本 伸二さん(元日本フィルハーモニー交響楽団労働組合執行委員長)
 江森けさ子さん(「いのちの讃歌」のモデル・看護師)
 高橋 晴雄さん(元全国大学生協連専務、前ちばコープ理事長、前千葉商科大学講師)
 小松みゆきさん(現代ルポルタージュ研究会、在ベトナム・ハノイ)
 田島一さん(日本民主主義文学会)
 鳥生 忠佑さん(「北の砦」のモデル)

最後に、今崎則子夫人から「謝辞」が語られ、散会した。 

 追悼文集の『今崎暁巳さんと私』(A5判、132ページ)は、140名の方から、それぞれの思いが寄せられました。(PDF版です。上記のタイトルをクリックしてください)

 


下記のページに当日の模様が報告されています。

はぐれ星通信(在ハノイ・小松みゆき)
先週の今日は東京だった

西村一郎日記

ある編集者のブログ

   略歴・主な作品。

 今崎暁巳さん。1929年7月9日、岸和田市生まれ。54年早大文学部仏文専攻終了。彼のルポの質・テーマなどを決める一つの要素ともなる同大学院法学研究科労働法へ入学、1960年終了、ルポ作家。
 2010年12月15日、御逝去。

 東京憲法会議代表幹事、日本民主主義文学会幹事、下町人間・天狗講九条の会世話人、上野の森に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会常任理事、子育て・文化協同研究会全国世話人、東京革新懇世話人、ルポルタージュ研究会顧問等の役員を歴任。  

 『友よ!未来をうたえ―日本フィルファーモニー物語』三部作。『ドキュメント日本航空』、『三菱帝国の神話』、『千代田丸事件』、『なにをみつめて翔ぶのか―沖電気指名解雇をこえて』、『いのちの讃歌』、『いのち萌え』、『生活ごいっしょに』、『暮らしのルネッサンス』、『暮らしと女と街づくり』、『お母さんきれいだね―くらしのつくる班・班のつくるくらし』、『夢をもっと大きい夢を―東都生協物語』、『吼えろ青春』(小説)など35冊の単行本と70点以上のエッセーを刊行。



「絆を結んで一緒に人生を創っていこうよ」

  ――人間讃歌・共生の呼びかけに満ちたルポ作品を残して


 ● 偲ぶ会実行委員長  柳澤 明朗
 (元労働旬報社社長・早稲田大学大学院の野村平爾研究科で同窓)


  今崎暁巳さんは、1962年、大好評だったテレビ『判決シリーズ』のシナリオ作家の一人としてデビューするが、「偏向番組」攻撃のなかで番組は4年間で中止に。その後ルポライターの活動が始まっていく。『こぶだらけの勝利――闘う青年労働者』(69年刊)で最初の単行本を出版、以後、驚くほどの単行本とエッセーを残して、昨年12月15日に旅立っていきました。  

 いま無縁、絶縁社会とかが語られています。これは人間の絆、共生にかえて、他者、友人をも競争相手としてのみとらえていく「人間関係」「社会」が産みだした産物です。

 これに対して彼の作品は、まったく逆に、家庭でも地域でも、仕事でも、海外をふくめて、人間の絆で結ばれた共生の取り組みに参加し、一緒に取り組むまっただ中からのルポです。

 人間讃歌に満ちて「人とひとの絆を結んで、ご一緒に人生を創っていこうよ……」と全作品をとおして呼びかけ、その事実を描いていくもの。理不尽な解雇・差別をこえ、人間扱いをせよと闘う労働現場、争議団。くらしづくり、家庭・子育てのど真ん中で絆を結び、共生で創りだす人間社会・人間関係が生みだす営みのすばらしい事実に満ちた作品群です。
 
 くらしと労働、「教育・学校・子育て」のなかで、地域で、会社で、女性たちのサークルで、生協活動で、平和の語り合いで、憲法を守るとりくみの現場など「人間の夢と希望が実現できる社会を」と、海外を含め、多方面にわたる取り組みのまっただ中からのルポ作品群。今崎さんに「貴方の人間・人生をこめたメーッセージは、私たちの人生に生き続けてリレーされていきますよ」と報告したい。            

  □ 今崎暁巳さんを偲ぶ会  

 1 開催日時  2011年6月4日(土) 午後1時15分から献花開始。
 2 開催場所  北とぴあ15階 ペガサスホール(JR王子駅下車) 
 3 会  費  5000円(軽い飲食を出させていただきます)
          (当日は、平服でいらっしゃって下さい)。
  □連絡先 下町人間の会(高井統嗣)
  〒110−0011  台東区三ノ輪1−26−9 下町人間庶民文化館  
  TEL 03−3876−3355  FAX 03−5824−0541



 □実行委員会

 今野強(愛ヒューマン)、上田裕子(ルポルタージュ研究会)、小野寺利孝(上野の森へ「広島・長崎の火をともす会理事長」)、加藤雅代(ちばコープ)、金子満広(日本共産党名誉役員・元衆議院議員)、川杉元延(下町人間の会事務局長)、新船 海三郎(文芸評論家・日本民主主義文学会常任幹事)、芹沢寿良 (高知短期大学名誉教授)、高井統嗣(下町人間の会理事長)、西村一郎(ルポルタージュ研究会)、野々垣務(子育て・文化協同代表)、山本武司(元日本フィル)、森悠紀子(コープかながわ元理事)、山田多恵子(ちばコープ)、山口義夫(下町人間の会会長)、柳沢明朗(労働旬報社元社長)、飯島信吾(事務局、労働旬報社元編集部、シーアンドシー出版)(敬称略・50音順) 



主な単行本

主なエッセイ・ルポ

◇「ある編集者のブログ」より

「今崎暁巳さん逝く」 10/12/26
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-084c.html

「今崎暁巳さん逝く」Part2 10/12/29
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-0157.html

「今崎暁巳さん逝く」Part3 11/01/07
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/part-01e7.html

今崎暁巳さん(ドキュメンタリー作家)の主な雑誌掲載のルポ・評論集を発見 11/01/22
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-f885.html

今崎暁巳さんのルポ論が残したもの――プロレタリア文学のルポ論を継承するために 11/07/09
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-802c.html











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  (2012.07.07 new)


編集人:飯島信吾
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UP  2011年07月07日
更新  2012年11月02日
更新  2012年11月05日
更新  2013年01月11日
更新  2013年12月07日
更新  2018年12月15日