黒川俊雄さんは、1923年に東京の神田で生まれ、1948年に慶應義塾大学を卒業し、その後、慶應義塾大学教授・桜美林大学教授として、社会政策・労働問題の教鞭をとってきた。
大学の定年後も、労働総研(労働運動総合研究所)・協同総研(協同総合研究所)の代表を歴任して、労働問題・労働組合運動や新しい協同組合づくり(ワーカーズコープ)の研究を行っている。
著作と論文は、以下のように多数書かれおり、現在も最賃制などを基軸に、論説を展開している。(現代労働組合研究会・編集子)
◇労働者協同組合論の理論的追求 |
▽2014.06.23UP 追悼 黒川俊雄先生、長い間ほんとうにありがとうございました、永戸祐三、協同の発見、246号、2013年5月号 理事長退任にあたって――第5回会員総会特集号、協同の発見、40号、1995年7月号 ▽ 黒川俊雄 著 大月書店 1993/04 ¥2,039 (税込) ◇「現代と協同」研究会より ▽2013.03.03更新 労働組合運動と労働者協同組合、黒川 俊雄、三田学会雑誌、慶応義塾経済学会、慶應義塾大学出版会、78(6) 、1986/02 今、なぜ労働者協同組合か--今日の労働組合運動と労働者協同組合、黒川 俊雄、労働旬報社、賃金と社会保障、934号、1986/03/25 協同組合運動の現代的課題と意義、 黒川俊雄、桜美林エコノミックス、桜美林大学経済学部、27号、1991/12 ◇「現代と協同」研究会より ▽2012.07.27更新 ・ボランティア、協同労働、そしてCC共済、協同の發見 2003年7 月第132号、協同総合研究所 ・ボランティア、協同労働、そしてCC共済―2、協同の發見 2003年8 月第133号、協同総合研究所 ・担いながら創る、創りながら変える、田中夏子(都留文科大学)、協同の發見 2004.1 No.138(黒川俊雄さんの上記論文「ボランティア、協同労働、そしてCC共済」を受けて、田中夏子さんが執筆されたものです)。 ・労働者協同組合の運動・組織・経営 コメント、協同の發見 2003年4 月第129号、協同総合研究所 ・知識を入れながら事業活動で知恵を出す、協同の發見 2002年8月 第122号、協同総合研究所 |
◇いまこそ若い世代へ |
◇いまこそ若い世代へ ▽2012.08.15更新 ・戸木田嘉久君の人と業績(「戸木田嘉久著作集第1巻・月報」) ▽2012.08.10更新 ・沼田稲次郎教授の人と社会政策論(「沼田稲次郎著作集月報」・聴松団樂より) |
◇黒川俊雄さんのこと |
・黒川俊雄さんのこと(草刈隆郎) ・黒川先生と私(飯島信吾) ▽2014.06.23UP ・黒川俊雄さんのこと(芹澤寿良)――戸木田嘉久、黒川俊雄、高木督夫先生を偲ぶ――労働組合運動の強化に活動家とともに献身された労働問題研究者、芹澤寿良、金属労働研究所、金属労働研究、2013年8月号、No.124 ・追悼 黒川俊雄先生、長い間ほんとうにありがとうございました、永戸祐三、協同の発見、246号、2013年5月号 ・追想 闘いの人生――黒川俊雄先生を悼む、松村高夫(慶應義塾大学名誉教授)、(2013年6月号、三田評論、慶応義塾大学) |
監修 黒川俊雄(慶応大学・桜美林大学教授) 小越洋之助(國學院大学教授) 目次 発刊にあたって ・多国籍化する大企業の利益優先のグローバル化。 今、だからこそナショナル・ミニマムの実現を ・ナショナル・ミニマムの実現と全国一律最低賃金制の確立は密接不可分 ・労働者とナショナル・ミニマム 「構造改革」で民間も公務も雇用破壊、賃金破壊 労働者にとってのナショナル・ミニマム、全国一律最低賃金制 私たちが求める全国一律最低賃金制 ・農業者には賃金を確保できる価格の保障を ・中小企業や自営業者の公正な取引条件の実現 ・公契約運動でダンピング規制を ― 公契約規制運動における「公正で適正な賃金」と全国一律最低賃金制 ― 小越 洋之助 ・生活保護制度の拡充と、社会保障制度を全国一律最低賃金制を連動させる ・「最低保障年金」制度の実現が高齢期のナショナル・ミニマム |