▽new 13/09/26+
17/11/12
組織論的課題(PDFで読めます)――6
企業別組合克服の組織論的課題、企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題、中林賢二郎、大月書店、『日本の労働組合運動 5』1985年6月
(PDFで読めます)
メーデー――その闘いの歴史に学ぶ、中林賢二郎、1985年3月、『学習の友別冊』
▽new 13/09/22
『現代労働組合組織論』(1979年6月刊)で明らかにしたこと
目次(本書全体)(以下、PDFで読めます)
1970年代の労働組合運動の到達点をどうみるか――原題:第1章 現代労働組合運動の現状と課題
現代労働組合組織論の提起――原題:第六章 わが国労働組合運動の組織論的課題
1970年代におけるイギリス運輸一般労働組合から学ぶ――原題:補論 イギリス運輸一般労働組合の教訓と一般労働組合の課題
▽new 13/04/24
イギリス労働運動の新たな画期――その背景と運動の諸相、中林 賢二郎、〔法政大学〕社会学部創設30周年記念論文集、社会労働研究、28(3・4)
1982年03月
組織論的視点の再検討と地域共闘問題、中林 賢二郎、労働運動、(通号 156) 1978年12月
労働組合運動内の諸潮流と意見の相違:原題――〔連載シリーズ〕労働組合 その歴史と役割―3―組合運動内における諸潮流と自覚的活動家の任務、中林 賢二郎、労働運動、(通号 231) 1985年02月号
▽new 13/04/15
イギリスのショップ・スチュワード――イギリス労働組合運動における職場組織と職場委員
▽掲載誌:研究資料月報 / 法政大学社会労働問題研究センター、法政大学大原社会問題研究所 、(通号 278) 1981.08(PDF版)
フランス労働組合の組織形態と企業内における組合活動の権利
▽初出掲載:『ドゴール体制下の労働運動と五月ゼネスト――国家独占資本主義下の政治闘争と経済闘争、フランス総同盟、1968年5月ゼネストの闘争記録』(中林賢二郎・井出洋・小森良夫・坂本満枝 編訳、労働旬報社、A5判、1969年3月)
(PDF版)
企業別組合の歴史的形成と弱点の克服
▽掲載誌:日本の労働組合組織の問題点をえぐる――企業別組織の歴史的形成と弱点の克服、今日の組織問題(創刊6周年記念総特集)中林賢二郎・切山登。労働・農民運動、74号、1972年5月号(PDF版)
▽new 2013.01.11
日本の社会科学者が現地にみた現代イギリス労働運動の最近の動向――中林賢二郎著『イギリス通信――経済危機と労働運動』を中心にして、芹沢寿良、昭和57年(1982)3月31日発行、高知短期大学『社会科学論集』第43号抜刷
追憶 中林賢二郎
編者 田沼肇他
発行 中林倭子
制作協力 労働旬報社
発行年月 1987年2月
サイズ 46判上製・非売品
▽13/05/03知らせ
《論文案内》
フランス労働組合の組織形態と企業内における組合活動の権利
初出掲載:『ドゴール体制下の労働運動と五月ゼネスト――国家独占資本主義下の政治闘争と経済闘争、フランス総同盟、1968年5月ゼネストの闘争記録』(中林賢二郎・井出洋・小森良夫・坂本満枝 編訳、労働旬報社、A5判、1969年3月)
最近、『パリ5月革命 私論――転換点としての68年』(西川長夫著、平凡社新書、2011年7月)を読んだ。さまざまの思想潮流の人たちが、「68年」にかかわって出版物として発刊している時代だ。
その後、中賢さんが書いた上記の論文を読み直したら、現代のテーマにかかわる重要なものを発見したので、UPすることにした。
そのテーマは、地域にある産別組織(サンジカ)が企業内における活動の権利を「職場を基礎にした統一行動」・統一委員会を組織して、勝ち取っていく姿が描かれているからだ。
日本の労働組合もあきらめるのではなく、今一度、地域に産業別・職種別労働組合をつくり、職場に協同(これが新しい概念。非正規だけでなく、女性たち・技術・管理層の要求をくみとる能力)・団結の旗を上げることが、次の世代に求められている。
企業別組合の歴史的形成と弱点の克服
掲載誌:日本の労働組合組織の問題点をえぐる――企業別組織の歴史的形成と弱点の克服、今日の組織問題(創刊6周年記念総特集)中林賢二郎・切山登。労働・農民運動、74号、1972年5月号(PDF版)
▽12/04/29
新しい組織形態ー「一般労働組合」の意義――その現実的基礎と必然性について
掲載誌:労働法律旬報、労働旬報社、(通号 951) 1978.05.10
地域共闘の意義について
組織論的視点の再検討と地域共闘問題、中林 賢二郎、労働運動、(通号 156) 1978年12月
▽13/09/22
目 次 (PDF版)
1970年代の労働組合運動の到達点をどうみるか
原題:第1章 現代労働組合運動の現状と課題 (PDF版)
第一章 労働組合運動の現状と課題
一 わが国労働運動の現状
二 構造不況下紅おける運動の高揚と停滞
1 組合負数の増減
2 ヨーロッパにおける闘争の前進.
三 わが国における闘争発展の阻害要因ほ何か:
1 考えられるいくつかの要因
2 わが国労働組合運動のもつ蹄争エネルギー
四 ヨーロッパ諸国とわが国の組合の組織形態と運営方法のちがい
1 組織形態と原朋のちがい
2 新しい情勢への組織形態の適応と組合民主主義の強化
五 わが国労働組合運動おける組合民主主義と地域共闘の強化の課題
現代労働組合組織論の提起
原題:第六章 わが国労働組合運動の組織論的課題 (PDF版)
――未組織の組織化と地域共闘
一 現代労働組合運動の一般的諸課題
二 同盟と総評の組織方針
三 組織論的視点の再検討
四 未組織の組織化と一般労働組合
1 イギリス運輸一般労組の影響
2 未組織の組織化の必要性
3 組織化の条件の成熟
五 産業別組織内における地域的団結の強化の課題
六 地域共闘の強化と統一戦線
むすび
1970年代におけるイギリス運輸一般労働組合運動から学ぶ
原題:補論 イギリス運輸一般労働組合の教訓と一般労働組合の課題(PDF版)
一 はじめに
1 当面する組織化運動の問題点
2 建設労働や清掃労働に起こった変化
二 イギリス運輸一般の組織化運動と教訓
1 運輸一般労働組合の発足
2 今日の運輸一般労働組合
3 建設労働者の組織化過程
4 運輸一般労働組合の組織化運動の教訓
(1) 職業別労働組合の成立と限界
(2) 半熟練・不熟練労働者の組織化の条件の拡大
(3) 建設産業と半熟練・不熟練労働者の組織化
5 運輸一般労働組合の階級的強化
6 一般労働組合の組織形態
(付) 主要労働運動関連統計指標
▽13/04/15
イギリスのショップ・スチュワード――イギリス労働組合運動における職場組織と職場委員
掲載誌:研究資料月報 / 法政大学社会労働問題研究センター、法政大学大原社会問題研究所 、(通号 278) 1981.08(PDF版)
現在(2013年)の労働組合組織率は、「17.9%(前年比0.2ポイント減)と、昭和22年の調査開始以降、過去最低を更新した」と報じられているなかで、その労働組合員の7割が大企業社員・公務員だ。
その大部分は連合加盟の単産だが、ヨーロッパのように複数の産業別組織が地域にあるわけではなく、職場における労働条件の交渉や人員配置について、だれがになっていくのか――日本の組合活動家も、昔は勉強していたようで、今はあまり聞かれなくなった。それは団体交渉や労働協約闘争がなくなった組合しか見えていないからだ。
1800万人に及ぶ非正規労働者をどのように組織するか、これが時代のテーマだし、「大企業官制高地論」を昔から信じていなかったが、未来に「新しい産業別・地域別のユニオン」ができることを期待している。
これからは、地域を軸に職場に攻め上るしかない。
その暁に登場してほしい話がこの論文だ。
中賢さんは『現代労働組合組織論』(1979年刊)を書いているが、それ以後にイギリスにおける職場レベルの担い手=ショップ・スチュワードshop stewardについて、大原社研の室報に書いているので、ここに再現したい。
柱立ては、
プランにおけるスチュワードの組織
インターネット上では「職場委員」や「ショップ・スチュワード」で検索すると以下のような紹介文が出てくる。
世界大百科事典内のショップ・スチュワードの言及.
【職場委員】より
…労働組合役員のうち,みずからも就業しながら一般組合員と日常的に接して活動しているものの呼名。名称は組合によってさまざまであり,役割も組合組織の構造によって異なっている。イギリスのショップ・スチュアードshop steward,アメリカの苦情処理委員会の委員committeemanなどがこれに相当する。
イギリスで労働組合がクラフト・ユニオン(職業別組合)として組織されていた時代には,組合員が多くの事業所に分散していて,組合業務は地域組織ごとに遂行されていたので,組合費の徴収や加入の勧誘あるいは労働条件の監視など,職場の活動は一般組合員の中の有志が行っており,これがショップ・スチュアード。
…産業別組合は欧米では一般に全国組合として組織されているが,その末端組織は職場におかれ,具体的な労働条件がここで交渉されている。労働者の具体的な労働条件は企業の労務管理と密接に結びついているため,日常的に使用者と折衝することが組合活動の重要な要素であるが,それを担っているのはショップ・スチュワードshop steward(職場委員)と呼ばれる活動家であり,しばしば独自の活動を起こして本部と対立している。
《参考》『ショップ・スチュワードの世界 : 英フォードの工場活動家伝説』(ヒュー・ベイノン著 ; 下田平裕身訳、鹿砦社, 1980.10)
ショップスチュワード運動の機能と組織 (西欧世界にみる労使関係―特集)(国際経済労働研究所、労働調査時報、(615)、 28-34, 1972-02
▽13/04/24
イギリスの対案的経済戦略AES(the Alternative Economic Strategy)
原題:〔イギリス労働運動の新たな画期――その背景と運動の諸相、中林 賢二郎、法政大学〕社会学部創設30周年記念論文集、社会労働研究、28(3・4) 1982年03月
「これまでイギリスの労働組合運動はその闘争を日常的経済要求と組合運動の権利の分野に限り、政治の問題は労働党にいっさいゆだねてきた。しかし七〇年代後半から、労働組合はその活動分野をあらたにひろげ、産業の民主的統制を問題にせざるをえなくなり、さらにそこから一歩をすすめて、イギリスの政治・経済のあり方全体について労働者階級の立場から見なおし、今日保守党政権がすすめている政策とも、またこれまで労働党右派内閣がとってきた政策とも質的に異る、対案的経済戦略AES(the Alternative Economic Strategy)をもとめる運動へとのりだしはじめたのである。
労働組合運動におけるこうした“政治化”−対案的経済戦略AESを求める運動の新展開は、もとより組合運動だけで可能となったものではない。それは後述するように、政党(労働党左派、共産党)や学者をはじめとする社会主義的知識人グループと連携してすすめられているが、運動は、職場、ブラント・レベルから、地域労働評議会、全国レベルの各段階におよんでいる。
この小論では、以下、八〇年代における労働運動の新たな画期の背景、AESの意味と内容について述べるとともに、ニューキャッスル、ノース・タインサイド、コヴェントリー、リヴァプールの四労働評議会ですすめられているAESをめざす運動を一つの事例としてとりあげ、八〇年代におけるイギリス労働運動の新たな胎動の一端を紹介するつもりである」
▽2021.01.21
「イギリス労働運動の新たな画期:その背景と運動の諸相」)
『社會労働研究』、1982年3月20日、第28巻3−4号――法政大学学術機関リポジトリ。
現代労働組合運動と職種別団結・職業別団結の意義
労働組合運動内の諸潮流と意見の相違について (PDF版)
労働組合運動内の諸潮流と意見の相違:原題――〔連載シリーズ〕労働組合 その歴史と役割―3―組合運動内における諸潮流と自覚的活動家の任務、中林 賢二郎、労働運動、(通号 231) 1985年02月号
▽13/09/26
メーデー――その闘いの歴史に学ぶ、中林賢二郎、1985年3月、『学習の友別冊』 (PDF版)
▽2017/11/11
企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題
第二巻の課題と構成
一 企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題 中林賢二郎
はじめに
1 労働組合組織の現状
大企業の組合員数の減少/中小零細企業労働者の組織化の進展
2 企業別組合運動後退の諸要因
3 企業別組織形態の特異性
職業別組合/一般労働組合/産業別労働組合/企業別組合/企業別組合の会社組合化
4 歴史にみる資本と企業別組合
日経連の企業別組合礼讃/戦前のエ場委員会と労働組合しめだし/自主的工場委員会か会社組合か
5 企業別労働組合の成立と企業別組合諭
日本人論/年功的雇用関係との関連/階級闘争的視点/戦後企業別組合の成立/労働者階級のなかの特殊な層と企業別組合/下請支配の構造
6 企業別組合克服の組織論的課題
総評組織綱領草案と春闘/新しい客観的・主体的条件の成熟/組織論的課題
▽13/09/26+17/11/12
▽上記の組織論的課題(PDFで読めます)――6 企業別組合克服の組織論的課題、企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題、中林賢二郎、大月書店、『日本の労働組合運動 5』1985年6月
《書評》イギリス労働運動の現状をどうとらえているか
日本の社会科学者が現地にみた現代イギリス労働運動の最近の動向――中林賢二郎著『イギリス通信――経済危機と労働運動』を中心にして、芹沢寿良、昭和57年(1982)3月31日発行、高知短期大学『社会科学論集』第43号抜刷
目次
はじめに
一 現代イギリス労働組合運動の基礎知識
(イ)イギリス労働組合運動の組織的特徴
(ロ)職揚委員(ショップ・スチュワード)
ニ イギリス労働運動の今日の発展の背景と指標
三 イギリス労働党の左旋回―その状況
四 イギリスにおける労働運動の現状(1979年)の評価をめぐる論争
五 イギリスの労働者の「連帯」・ストライキと市民・生活水準
(イ)イギリスの労働者の「連帯」―労働組合の力の源泉
(ロ)ストライキと市民の反応
(ハ)生活水準
六 イギリス労働運動と市民社会の展望についての感想