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「協同労働」という働き方を追求!

◆松澤常夫のページへようこそ!

information新着情報



2023年01月27日
▽民主主義再生の動きそのもの、みんなが「わがこと」として――「東京新聞元旦号トップに「協同労働」、なぜですか」 (「日本労協新聞」編集部が聞く、「日本労協新聞」、2023年1月25日号、No.1305)。(PDFで読めます)
2022年10月21日
◆「岩波ブックレット」第2回読書会開かれる(下)――「日本労協新聞」(2022年10月25日号、No.1297):反対されても「やる」という勇気、どこから――『みんなで話し合う』という『格闘』(PDFで読めます)
2022年10月13日
◆「岩波ブックレット」第2回読書会開かれる――「日本労協新聞」(2022年10月15日号、No.1296):「すごい「反対」受けたけど 『みんなで話し合う』という『格闘』」(「日本労協新聞」前編集長 松沢常夫、全文、PDFで読めます)
2022年04月25日
◆「岩波ブックレット」第1回読書会開かれる――「日本労協新聞」(2022年4月25日号、No.1281):「ブックレットの意義と伝えたかったこと」(「日本労協新聞」前編集長 松沢常夫、全文、PDFで読めます)
2022年04月25日
「協同の発見」で「岩波書店のブックレットを書いて」。
2022年02月25日
「岩波ブックレット」:『<必要>から始める仕事おこし―「協同労働」の可能性―』((2022年02月04日初版))
2021年08月18日
『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡』――日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2017年6月15日 A4判 286p


新しい時代の新しい働きかた ワーカーズコープ 岩波ブックレットより 『<必要>から始める仕事おこし―「協同労働」の可能性―』 2022年2月4日刊行。
地域や暮らしに必要な仕事は自分たちでつくる! 新しい働き方、「協同労働」を日本の社会へ。
雇われて、言われた仕事をさばくのではなく、一人ひとりが主体的に働き、豊かな地域社会をつくり出す、「協同労働」という働き方が今、身近なものになろうとしています。








2023.01.27






「日本労協新聞」(2023年1月25日号、No.1305)。












△上の写真をクリックして、「日本労協新聞」のHPへ。



東京新聞元旦号トップに「協同労働」
  

  
   (上記写真をクリックして、HPでお読みください)


 <まちかどの民主主義>①協同労働
 民主主義が機能していない、と言われるようになってから久しい。国会では自民党一強が続き、野党は対立軸を示せない。しかし、私たちの周りには、政治家の力を借りずに自分たちの手で民主主義を高めていこうという動きも広がっている。従来の方法に新しい工夫を加え、熟議の末に合意を目指す取り組み。民主主義を取り戻すヒントは、私たちの身近なところにあるのかもしれない。春の統一地方選も視野に、まちかどで見つけた民主主義再生の動きを全7回で伝えていく。





  
       (全文,PDFで読めます)






      ▽参照:初めの一歩は家庭や職場から ボトムアップの民主主義運動を 『人新世の「資本論」』書いた斎藤幸平さんに聞いた(2023年1月1日)
     









▽2022.04.25






「日本労協新聞」(2022年4月25日号、No.1281)。












△上の写真をクリックして、「日本労協新聞」のHPへ。



ブックレットの意義と伝えたかったこと
  
   「日本労協新聞」前編集長 松沢常夫




  
       (全文,PDFで読めます)





「現場を見る」 登場の3人と語り合う
  
   「日本労協新聞」前編集長 松沢常夫




  
       (全文,PDFで読めます)




ブックレットの意義と伝えたかったこと
  
   「日本労協新聞」前編集長 松沢常夫




  
       (全文,PDFで読めます)



▽2022.10.13






「日本労協新聞」(2022年10月15日号、No.1296)。












△上の写真をクリックして、「日本労協新聞」のHPへ。



すごい「反対」受けたけど『みんなで話し合う』という『格闘』


△ 岩波ブックレット「︿必要﹀から始める仕事おこし 『協同労働』の可能性」(労協連編)の登場人物たちと語り合う「読者会」2回目を、日本労協新聞主催で8月31日にオンラインで開きました。コーディネーターはブックレット筆者でもある松沢常夫労協新聞前編集長。
 発言者
 橘髙由美さん(千葉、浦安・明海学童 寄り道カフェ)
 松崎愛さん(北海道・苫小牧ぽっけ地域福祉)
 村崎忍さん(ワーカーズコープ山口)
 岡元かつ子さん(センター事業団相談役、埼玉・深谷、とうふ工房)
 金山ふみさん(福岡・大野城、居場所 ほっとのたね)
 松沢常夫さん(労協新聞前編集長)

   




  
       (全文,PDFで読めます)






▽2022.10.21






「日本労協新聞」(2022年10月25日号、No.1297)。












△上の写真をクリックして、「日本労協新聞」のHPへ。



反対されても「やる」という勇気、どこから
『みんなで話し合う』という『格闘』


△ 岩波ブックレット「︿必要﹀から始める仕事おこし 『協同労働』の可能性」(労協連編)の登場人物たちと語り合う「読者会」2回目を、日本労協新聞主催で8月31日にオンラインで開きました。コーディネーターはブックレット筆者でもある松沢常夫労協新聞前編集長。
 発言者
 橘髙由美さん(千葉、浦安・明海学童 寄り道カフェ)
 松崎愛さん(北海道・苫小牧ぽっけ地域福祉)
 村崎忍さん(ワーカーズコープ山口)
 岡元かつ子さん(センター事業団相談役、埼玉・深谷、とうふ工房)
 金山ふみさん(福岡・大野城、居場所 ほっとのたね)
 松沢常夫さん(労協新聞前編集長)

   




  
       (全文,PDFで読めます)





▽2022.04.25




『協同の発見』第351号(協同総合研究所、2022年2月号)
「社会連帯と協同労働 -みんなのおうちづくりから考える-」。






△上の写真をクリックして、「協同総合研究所」のHPへ。




 今年10月1日に労働者協同組合法(労協法)が施行される。ちょうど40年前(1982年)、新設の東葛病院(千葉県流山市)の総合管理の仕事を請け負ったとき、「中高年雇用・福祉事業団全国協議会直轄事業団」が生まれた。これが、今日の労働者協同組合運動につながる実質的な始まりであった。そこには、「協同労働」も「全組合員経営」も「三つの協同」などの考えもなかった。「雇用労働者」然として働く仲間の中で、「働く自分たちが主人公」と繰り返す中から全てが始まった。
 40年という歴史の中で、この運動を進めた労働者たちが成長・発達し、労働者協同組合の「組合員」となり、主体者として労働を担う「労働者」としての姿をつくりあげた。この労働者の変化がもたらした、さまざまな「労働の成果」の評価として、法制化に至ったのだという思いが強い。
 岩波ブックレット「<必要>から始める仕事おこし 『協同労働』の可能性」が2月に刊行された。日本労働者協同組合連合会編で、私が執筆を担当した。労働者協同組合も、協同労働という働き方も、ほとんどの人が知らないだろうし、とくに、その歴史は知られていないと思う。そこで、ブックレットでは、労協法の意義とともに、とくに、労働者協同組合運動の歴史について、基礎づくりの時期を中心に、きちんと伝えるよう努力した。


   ブックレット誕生の経緯


 最初に、ブックレットが生まれる経緯を簡単に記しておきたい。
 労協法が成立することが確実視されるようになった2020年10月初旬、城南信用金庫の元理事長で日本社会連帯機構副理事長の吉原毅さんが知己の岩波書店編集者、田中宏幸さんと労協連永戸祐三名誉理事、山本幸司副理事長(当時)との懇談の場を設定してくれた。ここで、「はじめに」「歴史」「法律」「現場」「展望」といった構成も含めて、労働者協同組合、協同労働をブックレットにという話がおおよそまとまり、執筆は同席していた松沢が中心に、となった。
 私は、労働者協同組合に発展する「中高年雇用・福祉事業団」を生み出した全日本自由労働組合(全日自労)で、1975年から機関紙「じかたび」の編集に携わり、労協センター事業団が誕生する1987年から労協新聞(当初は「じぎょうだん新聞」)の編集長を務めてきており(2021年の労協連総会で交代)、最適だというのだ。若者向けにわかりやすく、という注文もあり、引き受けはしたが、「はじめに」と「展望」については、永戸さんと労協連古村伸宏理事長が担当する、という流れだった。ところが、永戸さんは「とにかく松沢が全部書き切れ」と言って譲らない。そのまま押し切られてしまった。
 この懇談から2カ月後、2020年12月4日、参議院本会議で労協法が全党・全会派一致で成立した。


  労協法の意義について


 さて、ブックレットで私が伝えたかったポイントについて、いくつか述べておきたい。
 第一は、労協法の意義についてだ。雇用労働万能の社会にあって、協同労働という働き方を法的存在、社会的存在とすることにどのような意味があるのか。
 それを明確に語ったのは、与党協同労働の法制化に関するワーキングチーム座長で、現在、協同労働推進議員連盟共同代表の田村憲久衆議院議員(自民)だ。2019年3月と2020年7月の労協新聞インタビューで田村議員は「これからは地域の問題を地域のみんなで解決していく時代。ただ雇われて働くというのではなく、その事業体をみんなで運営していかなければならない」。「協同労働は理想の働き方」であり、「この法律が社会に広がっていくことによって、社会がどう変わっていくか、とても楽しみ」と、社会の未来を見据えた。
 もう1人は、全市民に向けた「みんなで地域をつくる-労協法研修会」を開いている京都府京丹後市の中山泰市長だ。「労協法は住民を地域の救い手に変えていく。住民が地域の救い手になって、本物の地方創生が動き出す。『持続可能』というより、『持続発展』に挑戦し、真に豊かなまちづくりへのきっかけにしていくことができる」と協同労働推進議員連盟設立総会(2021年4月)のあいさつで語った。
 この2人の言葉を「はじめに」と最後の「第4章」に載せ、私自身は、「はじめに」の最後に「地球環境の破壊で人類の生存そのものが脅かされ、地域は持続可能性の危機に陥り、不安定就労、失業が増大し、日々の仕事も生活もままならない不安が広がる。――誰もが無関心でいられない事態となり、全世界的な変革がテーマとなる中で、(略)労協法は、生存権、基本的人権、民主主義、言論の自由、自治といった、あるべき社会の原理を取り戻す、歴史的な社会変革の道への出発点、飛躍への土台となりうるもの」と書いた。
 ところで、今日の政治状況の中で、議員立法である労協法が全党・全会派一致で成立するという、まさに奇跡的なことが起きた。ここも深めたかったが、最も尽力され、昨年の総選挙を機に引退した桝屋敬悟前衆議院議員(公明)が「〝政治の希望"を示した」と『公明』誌にその思いを記したことに触れることしかできなかった。


  労働者協同組合運動の歴史について


 伝えたかったポイントの第二は、協同労働・労働者協同組合運動の歴史についてだ。ただ、労協連の前身である中高年雇用・福祉事業団全国協議会の結成(1979年)からでも40余年となり、とても網羅することはできない。ブックレットでは、「基礎づくりの時期を中心に」とした。
 その中でも、とくに明確にしたかったのは、労働者協同組合運動がどのようにして生まれたのかについてだ。「全日自労の失業者闘争から」など、間違いとはいえないが、不十分な言い方がよくされている。私はここを、ほぼ次のように整理した。
 「国の制度である失業対策事業に就労する人たちが中心になってつくった全日自労は、失業対策事業の入口が閉められる中で、『失業者に仕事を』とたたかい、自治体から得た仕事の受け皿として『事業団』をつくった。全日自労のリーダーだった中西五洲さんは、事業団を『民主的改革』の立場から位置づけ直し、『労働者協同組合』の方向を示唆した。永戸さんが東葛病院の総合管理の仕事を請け、「全国協議会直轄事業団」(後にセンター事業団)を結成し、この性格、目的を問いながら、労働者協同組合としての実体をつくっていった」
 全日自労の失業者闘争が事業団を生み出したが、中西さんの民主的改革(そこに働く人たちが主体になって、地域に役立つものにつくりかえていく)という発想、思想がなければ、労働者協同組合は生まれなかっただろう。また、永戸さんの「事業団とは何か」という問いと、「とにかく、ある程度の実体をつくらなければ」という構えでの仕事拡大と「できる限り金を残す」「無い袖は振れない」という取り組みがなければ、やはり、「事業団」のままで消えていただろう。
 関連して明確にしておきたかったのは、労働者協同組合運動は、ヨーロッパなどの経験から懸命に学びはしたが、決して真似ではなかった、ということだ。少なくとも永戸さんは、イタリアなどの先進例を言われても、「だから何なの?」という気持ちでおり、全日自労(全体ではないが)などからの「労働者協同組合つぶし」ともいえるやり方に抗しながら、労働者協同組合を自主的につくりあげていった。そして、「組合員が主人公」となる実践を追求し、実践を反映した「労働者協同組合における事業」「全組合員経営」などの定義も行っていった。


  「協同労働」の概念について


 もう一つ、こだわったのは、「協同労働」の概念についてだ。永戸さんの問いは、「事業団とは」から「労働者協同組合の中にある『労働』とは何か。何と呼べばいいのか」に向かい、協同総研専務だった菅野正純さんの「協同労働としか言いようがない」という返答から、この言葉が使われるようになるが、捉え方はいろいろだ。
 菅野さんは労協連理事長を務めていた2002年の「原則改定」で、自身の起草により、協同労働をこう定義した。「働く人どうしが協同し、利用する人と協同し、地域に協同を広げる労働」。ただ、「永戸さんは『共通の目標に向かって力を寄せ合う働き方』でいいではないか、とつぶやいていた」ということも紹介した。私自身は、「主体者として、協同・連帯して働く」という「協同労働の協同組合宣言」(2015年、私が起草)での「定義」以上のものはまだ見いだせていない。
 2002年原則は、「協同労働の協同組合」について、働く人々・市民が「出資・経営・労働」を担う協同組合であると定義した。ワーキングチームでは、「出資・労働・経営の三位一体」という捉え方では、そこで働く者は経営者となり、労働法の保護から外れてしまうと懸念した衆議院法制局が、「経営」を「共益権の行使を通じての経営への参画(=意見反映)」と捉え直すことで、労働法が適用される、としてくれた。法制局第五部・奥克彦部長(当時)の知恵であった。法制局は、さらに、「出資原則、意見反映原則、従事原則」の三つの原則を「基本原理」と位置づけてくれた。
 「協同労働」については、現場の実践の章で取り上げた仲間がどう言っているかも意識的に紹介した。「みんなで話し合っている。それ自体が協同労働」(深谷・岡元かつ子さん)、「人として生きる、を問い続ける労働」(苫小牧、現在東京東部・佐々木あゆみさん)、「協同労働は生きづらさをエネルギーに変えられる。日本社会は生きづらさが蔓延しているから、可能性は無限大です!」(苫小牧・松崎愛さん)、「凸凹をみんなでカバーしながら、ごちゃまぜな感じでやっている。それが協同」(大槌・東梅麻奈美さん)。そして、旭川・今井一貴さんは「失敗を恐れず、自分自身や地域の困りごとの解決に最大限挑戦しよう」という趣旨の「協同労働宣言」を書き、仲間に訴え続けた。
 これらは、全組合員経営と、社会連帯委員会(機構)で地域に出ていく中で深めていった確信でもあった。ブックレットでは、上記の人たちも含めて、協同労働に出会い、協同労働の真髄をつかんで、「人生の主人公」として歩み始めた人たちのことを、わずかだが、紹介した。


  最後に、何点か


 ブックレットのタイトルは、「協同労働」をメインにと考えていたが、良い案が浮かばず、岩波書店が決めた。
 「若い人たちに」という注文に応えるには、若い人たちの思いを知らなければ。そう考えて、いろいろ当たっている中で出会ったのが、『協同の発見』誌での埼玉大学・松村実結さんの話だった。「つらいだけではない、働きがいを大事にできる働き方があると知った」という松村さんは、協同労働の特徴を「仲間がいる」「地域とつながる」「新たな職場をつくり出す」こととし、これらを生み出すのは「無関心ではいられないことではないか」というのだ。見事なまでの分析にうれしくなり、「はじめに」で紹介させてもらった。
 どう書いたらいいのか、一番迷ったのは、第4章「日本社会を足元から変える」だ。結局、永戸さんらがいろいろな場面で話していることを整理したかたちになったが、地域、自治体、協同組合、企業、そして労働がどのように変わっていくかを見通した。「協同労働、労協法万能論」に陥っているという批判を受けるかもしれないが、そう思ってもらえるくらいに、協同労働、労協法を位置づけたい。そんな思いもあり、 この言葉でブックレットを締めくくった。
 「歴史は いま 真実に至り 新たな歴史に進む」



▽2022.02.25

 




 新しい働き方、「協同労働」とは? 



日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会(以下、ワーカーズコープ連合会)は、2022年10月1日の労働者協同組合法(以下、労協法)施行を目前に控え、岩波ブックレットより、『〈必要〉から始める仕事おこし 「協同労働」の可能性』を2月4日に刊行しました。労協法の施行により、雇われて、言われた仕事をさばくのではなく、働く一人ひとりが主体者となり、お互いの意見を尊重し合いながら、地域社会が必要としている仕事をおこす、「協同労働」という働き方が身近なものになります。

元々は戦後の中高年失業者問題への取り組みから始まったワーカーズコープ連合会。それがどのように「協同労働」という新しい働き方を生み出すことに至ったのか?その経緯を紐解きながら、その実践の中から生まれた労協法の意義と必然性を詳述します。協同労働の具体的な実践事例も満載です。現在のコロナ禍による失業問題や、エッセンシャルワークの重要性が再認識される今の世の中に一石を投じ、改めて自分らしくはたらくこと・生きることの意味を問う一冊です。

【書誌情報】
書名:<必要>から始める仕事おこし ―「協同労働」の可能性―
著書:日本労働者協同組合連合会 編
体裁:A5判・並製・88頁
定価:682円
ISBN-13:9784002710594
発行日:2022年2月4日、A5判・並製・88頁

【目次】
はじめに
第1章 「協同労働」はどのように生み出されたのか
第2章 「労働者協同組合法」がもたらすもの
第3章 「協同労働」の現場を見るー豊かな実践から
第4章 日本社会を足元から変える

日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 団体概要

設立 1979年9月
代表 理事長 古村伸宏
本部所在地 東京都豊島区東池袋1丁目44-3 池袋ISPタマビル7階
事業内容 労働者協同組合の会員に関する代表機能、情報交流、事業支援、人材育成等
ホームページ https://jwcu.coop/


本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
日本労働者協同組合(ワースコープ)連合会 広報担当 :小林・岡安・田村
TEL : 03-6907-8040
E-mail : jwcu-pr@roukyou.gr.jp







*労働者協同組合法の実現を果たしました。
 ◇全政党の共同提案で、2020年末の国会で「労働者協同組合法」が成立した。編集子が1980年代から追いかけてきたテーマの一つだが、当初は「それは無理かも」知れないと思っていたのも事実だ。
しかし「労働者協同組合の実現」に奔走しながら泉下に入った著者の方々の思いも込めて、私がかかわった範囲で以下のようにまとめてみた。


▽労働者協同組合法
第一条 この法律は、各人が生活との調和を保ちつつその意欲及び能力に応じて就労する機会が必ずしも十分に確保されていない現状等を踏まえ、組合員が出資し、それぞれの意見を反映して組合の事業が行われ、及び組合員自らが事業に従事することを基本原理とする組織に関し、設立、管理その他必要な事項を定めること等により、多様な就労の機会を創出することを促進するとともに、当該組織を通じて地域における多様な需要に応じた事業が行われることを促進し、もって持続可能で活力ある地域社会の実現に資することを目的とする。

◇厚生労働省のサイト案内 労働者協同組合法







▽2021.08.18
   



▽2021.08.18
 




▽2021.08.19
▽以下のPDF復刻(橙色部分をクリックして)は、「日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会」の了承をいただき、急遽、UPさせていただきます。是非お読みください。
 『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡』(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2017年6月15日 A4判 286p)


目 次

◆グラビア版 「写真と労協新聞で綴る ワーカーズコープ三五年の軌跡」

発刊にあたって
 日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 理事長 永戸 祐三

発刊によせて――メッセージ
 国際協同組合同盟 (ICA)会長 モニク・ルルー
 産業労働者・熟練工業者・サービス生産者協同組合国際機構(CICOPA) 事務局長 ブルーノ・ローラン 
 国際労働機関(ILO)駐日事務所 代表 田口晶子 
 日本協同組合連絡協議会 (JJC) 委員長 奥野長衛 

第一章 ワーカーズコープの体験的歴史と思想 永戸祐三(編集・松沢常夫)

 第一節 事業団時代
 第二節 労働者協同組合時代
 
第三節 協同労働の協同組合時代

第二章 運動の歴史――分野・課題別

 第一節 全国よい仕事研究交流集会の歴史 
 第二節 全国ケアワーカー集会と地域福祉事業所の発展
 第三節 全国協同集会の歴史と可能性
 第四節 「協同労働の協同組合」法制化運動の歴史
 第五節 国際活動の歴史
 第六節 「協同労働の協同組合」原則の確立と原則改定の歴史
 第七節 高齢者協同組合運動の歴史
 第八節 協同総合研究所の歴史
 第九節 日本社会連帯機構の歴史
 第一〇節 労働者協同組合の経営・財務からみた歴史

第三章 加盟組織(略)

◆第四章 私と事業団・労働者協同組合運動

 浦沢  栄「反骨精神で生きてきたが、いろいろな人にお世話になった」
 小津 房生「私の人生『波乱万丈』」 
 岡元かつ子「協同労働と仕事おこし」
 古谷 直道「私のワーカーズコープへの思い入れ」
 松沢 常夫「仲間の奮闘、誇りに突き動かされて-新聞三〇年」

第五章 資料料編(略)


◆編集後記 奥付

◇【編集後記】より

 労協連三五年史の編集発行を委託された編纂委員会は二〇一六年一月二〇日の第一回編纂委員会より編集作業を開始し、ここに発刊することができました。
 三五年史を編纂・発行した目的は、以下の通りです。
(一)ワーカーズコープの運動が果たして二一世紀の社会運動の推進・発展の原動力となり得るのか。
一九七〇年代の事業団運動から出発して、労働者協同組合、そして二一世紀に協同労働の協同組合へと変化・発展を遂げてきたワーカーズコープ運動の三五年余の歴史を時代の流れと共に総括すること。
(二)運動・事業に携わってきた関係者が元気なうちにこれまでの歴史を語り継いで、後世に残すこと。
(三)三五年余にわたる経営路線、運動・事業路線の転換とその時々の意義を整理し、次世代リーダーが今後の協同労働連動の発展への展望・課題を学ぶことのできる内容とすること。
 私たちは「働く人々や市民がみんなで出資し、民主的に経営し、責任を分かち合って人と地域に役立つ仕事を起こす『協同労働の協同組合』」として、よい仕事」を高め、働く者「一人ひとりの成長と発達」を追求するーこの「協同労働の協同組合」という考えに到達するまでに、前史的な取組みを含めて、三五年余の歴史を要しました。そして今日、私たちは、これまでの運動事業の歴史を踏まえ、協同労働運動の「全面的発展」へ向けて、さらに奮闘していく決意を新たにしました。
 協同労働の協同組合が法制化される時代に、この三五年史が、協同労働運動のさらなる発展と飛躍、そして研究などに役立つことを期待します。
 労協連の三五年以上にわたる運動・事業にご支援・ご協力いただきました各界の皆様に感謝いたします。

労協連三五年史編纂委員会
座 長 永戸祐三(労協連理事長)
副座長 松澤常夫(労協新聞編集長)
    田嶋康利(労協連事務局長)
委 員 青木 健
        (労協連副理事長、労協ながの理事長)
    奥  治(労協連理事)
    小林裕子(労協連理事)
    竹森 鋼(労協連常任理事)
    田中鉄郎(労協連副理事長、北海道労協常任理事)
    藤田 徹(労協連副理事長)
    村崎 忍(ワーカーズコープ山口理事)
    山田英夫(労協連監事)
事務局 中野 理(労協連国際部主任)
    友岡有希(労協連国際部)

執筆者一覧

第一章 永戸祐三(労協連理事長)
  編集 松澤常夫(労協新聞編集長)
    (初出‥日本労協新聞第二〇一六年一○月一五日号~二〇一七年六月一五日号)
第二章
 第一節 藤田 徹(労協連副理事長)
 第二節 田中羊子(労協連専務理事)
 第三節 古村伸宏(労協連専務理事)
 第四節 島村 博(労協連副理事長)
 第五節 中野 理(労協連国際部主任)
 第六節 田嶋康利(労協連事務局長)
 第七節 坂林哲雄(労協連副理事長)
 第八節 相良孝雄(協同総合研究所事務局長)
 第九節 藤田 徹(労協連副理事長)
 第一○節田原一正(労協連常任理事)、山田英夫(労協連監事)、小林勲(センター事業団常務理事)
       (肩書きは三五年史発刊時)













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編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
企画・制作 インターネット事業団


UP 2021年12月05日 
更新 2022年04月25日
更新 2022年10月13日
更新 2022年10月21日
更新 2023年01月27日