本文へスキップ

(企)埼玉葬送サポートセンターは、クラブ生協組合員のご葬儀を支援します。



お葬式 Q&A 「葬儀は必要か」


店内イメージ

Q そもそも、お葬式って何ですか?

A 一般的に「お葬式」と研ぎれているものには「葬儀」と「告別式」とが混在している(一緒に執り行われている)ものが多いようです。

 本来「葬儀」とは、臨終から喪に至る宗教上の儀式(葬送儀礼)を指します。仏式葬儀でいえば、僧侶の入場から読鼠会葬者の焼香、僧侶の退場までが葬儀です。

 会葬者が弔辞(お別れの言葉)を述べたり弔電を読むことなどは宗教儀式ではないので「告別式」の部分といえるでしょう。

 近年では、告別式・お別れ会・偲ぶ会など無宗教式で故人を送るお葬式を行う人たちが増えてきました。

Q なぜ、お弄式をするのでしょうか?

A お葬式の役割として、次のことが考えられます。
 ①物理的役割
 ②社会的役割
  火葬や埋葬など、遺体の処理
  仕事や社会的な関わりの後処理
 ③文化宗教的役割…霊の鎮魂などの処理
 ④心理的役割
  遺族や友人たちの悲嘆の処理
  大切な人とのお別れをきちんとすることによって、遺族は「死」をしっかりと受容し、自分たちがこれからどのように生きるのか、現実に向かい合う心構えができると考えられます。お葬式は故人のためばかりではなく、のこった人々にとっても必要なもののようです。

Q お葬式は必ずしなければいけないのですか?

A 必ずお葬式をしなければならないことはありません。ただし、法律に則ってご遺体を処理する(死亡届を提出し火葬または埋葬すること)必要があります。現在、お葬式をせずに火葬のみを行う(直送)人が増えてきています。


お葬式 Q&A 「密葬とは、樹木葬と散骨」


店内イメージ

Q密葬とは?

A 密葬:親族だけで執り行われるご葬儀を、従来は「密葬」と呼び、多くの場合はお別れの後に火葬し、後日改めてお別れ会などを行うものでした。


Q ご近所に知らせずにお葬式をすることなんて、できますか?

A ご遺体を家に連れて帰ると、たいがいご近所には知れるものですが、早めに「焼香や香典を辞退したい旨の挨拶状」を回覧することで、トラブルを避けることができます。葬儀社や葬祭サポーターに相談してください。

Q 火葬後の遺骨を家に置いておいてはいけないのですか?

A法的には何の問題もありません。しばらく一緒にいたいと思う人は、家で大切に守るのも良いことと思います。ただし、寺内墓地に埋骨する予定のある人は、一度、お寺と相談しておくと良いでしょう。

Q 樹木葬と散骨は、どう違うのですか?

A 樹木葬墓地は、墓地埋葬法に則り許可を得て「墓地と定められた」墓です。里山型や公園型など様々な樹木葬墓地があります。

 散骨は、法に定めがなく自主規制(粉骨にする等みだりに撒かない)により行われている方法です。海の場合は船で沖の方まで行き、骨を撒いています。



お葬式 Q&A   生活クラブ葬「ゆうなぎ」の特徴


店内イメージ

Q生活クラブのお葬式は、他の葬儀社と何がどう違うのですか?

A ①生活クラブ葬「ゆうなぎ」は、生活クラブ埼玉の「自分らしい老い支度を考える委員会」の組合員が検討を重ね、自分たちで企画した、組合せ自由、価格も明瞭さを追求した葬儀プランです。
 ②葬儀社も、生活クラブの趣旨に賛同し、葬儀も消費材と同じ価値観で取組むことを理解し、協力を申し出た葬儀社と提携しました。
 ③「ゆうなぎ」のセットにはエコ棺(Pll参照)を標準仕様とし、環境にも配慮したお葬式を提案しています。
 ④実際のお葬式に際しては、葬儀社任せにせず、生活クラブ葬祭サービスから派遣された葬祭サポーターが喪主側に寄り添い、相談に応えアドバイスをします(無料です)。
 ⑤返礼品に生活クラブの消費材(のり、お茶など)が使えます。
 ⑥お葬式終了後には、ファイナンシャルプランナーの資格を持つスタッフが訪問し、請求書内容や施行状態の確認の他、相続や種々の手続き等、死後の事務処理について相談(無料)に応えます。実務については別途有料となります。

Q 生活クラブにお葬式を頼むときには、必ず「ゆうなぎ」を利用しなけ
 ればならないのですか?

A いいえ、そんなことはありません。必要なものを自由に選ぶことができます。

 「ゆうなぎ」は、葬儀についてよく知らない人にも解るようにとの趣旨から、多く執り行われている形式を基に、目にみえる形で企画したセットです。「ゆうなぎ」の各セットからの増減も、まったく別のプランもできますので、遠慮なく相談してください。


Q 生活クラブ葬は、どんな宗教でも大丈夫ですか?

A 宗教宗派にかかわらずサポートできます。相談してください。



お葬式の費用を算出するために 

店内イメージ

Q お葬式の費用はどのくらいかかるのですか

お葬式の費用は、葬儀セットの価格だけではありません。むしろ、「その他の費用の方が多く掛かった」ということが少なくありません。

<必ず掛かる責用>
・葬儀(セット)費用 …ゆうなぎ(各セット)価格
・斎場利用料
 常設祭壇 …有or無
 飲食用室 …有or無
 宿泊施設 …有or無
 ⇒斎場によって設備の有無、利用料が異なります。
・火葬料…管轄住民の利用料と管轄外利用者の料金は異なる
・火葬場待合室料…火葬場により、無料or有料

<一般的に必要となる費用>
・通夜の後の接待飲食費(通夜振る舞い)
・火葬の後の接待飲食費(精進落とし)
・返礼品代(その場返しor後返し)
・寺院・僧侶への謝礼(戒名料・読経料・お車代・食事代等)

<状況や希望により掛かる費用>
・ご遺体の保管費用(斎場や火葬場の状況により待機が必要な場合等)
・宿泊・送迎の費用(ホテル・マイクロバス・タクシー等)
・テント・机・看板等の備品費用(自宅や集会場で葬儀を行う場合等)
・その他(エンバーミング・演奏・メモリアルコーナーなど喪主希望により)

*注意*
・火葬場や公営斎場利用料は、予約の際に前払いとなります。
・寺院・僧侶への謝礼は各寺院によって大きく異なります。檀那寺がある場合は、喪主が直接相談し、直接支払います。


生活クラブ葬「ゆうなぎ」セット 

店内イメージ

もっとも一般的な葬儀を参考にして

 お葬式は、ひとりひとりの希望に添って必要なものやサービスを選び、それらの単価を足していく「自由設計」が本来の形です。
 しかし、急な悲しみの中で、経験の少ない喪主が冷静、的確に選定、指示することは難しいものです。

 そこで生活クラブでは、現在一般的に行われているお葬式の形を基に、セット「ゆうなぎ」を設けました。

 「ゆうなぎ」の各セットを基本に、さらに必要な物を加えたり、不要なものを外したりして、決めることができます。

①喪主の氏名・住所・電話番号
②故人の氏名・年齢(生年月日)と死亡年月日く死亡診断書〉
③お葬式の形態(仏式・神式・キリスト教式・無宗教・その他)
④寺社・教会の連絡先および宗派
⑤通夜・葬儀・告別式の場所(自宅・公営斎場・葬儀社斎場・その他)
⑥会葬者の範囲(家族・親類・友人・近隣・会社関係・その他)と人数
   *僧侶や会葬者の都合をふまえて斎場や火葬場の空き状態を確認、
    予約をして、通夜・葬儀・告別式・出棺・火葬の日時が決まります。

⑦祭壇の種類(花祭壇・白木祭壇等)
⑧写真(スナップ写真や集合写真でも大丈夫)
⑨会葬礼状(特に自作の文章がある場合は原稿を)
⑩返礼品(その場返し・後返し)
⑪接待飲食(通夜振る舞い・火葬後の精進落とし)
⑫後飾り(納骨までのご遺骨の安置)の場所
⑬会葬者の交通手段(駐車場や送迎の必要性)
⑭会葬者の宿泊の必要性

「ゆうなぎ」 各セットの内容
ご希望に合わせて自由に設計することができます。遠慮なく葬祭サポーターにご相談ください。


  セット価格(消費税を含まない)
ゆうなぎ
セレモニー

(400,000円)
ゆうなぎ
ワンデー

350,000円)
ゆうなぎ
シンプル

(260,000円)
(注1)祭壇はオプションになります。

 

 

 

 棺(エコ棺)・布団     ○    ○    ○
 寝台車又は霊柩車(130㎏)     ○    ○    ○
 防水シーツ     ○    ○    ○
 ドライアイス(10kgX2回)     ○    ○    ○
 枕飾り一式(又は花束)     ○    ○    ○
 後飾り     ○    ○    ○
 骨壷一式(白無地)     ○    ○    ○
 遺影写真(4切版・手札版)     ○    ○    ×
 白木位牌(又は霊璽)     ○    ○    ○
 会葬礼状(100枚)     ○    ○    ×
 式場看板・案内看板     ○    ○    ×
 僧侶用具(宗教者用具)     ○    ○    ×
 焼香用具(玉串奉莫案、献花)     ○    ○    ×
 消耗品(蝋燭、線香、香炭等)     ○    ○    ×
 受付備品一式     ○    ○    ×
 祭壇室装飾幕     ○    ○    ×
 放送設備     ○    ○    ×
 内外照明機器     ○    ○    ×
 施行管理費     ○    ○    ○
 式典対応人員  通夜・告別式各2  告別式2  (注2)込
 ・ドライアイスの追加、搬送車輌の距離延長や回数増加、有料道路使用料は料金追加となります。
(注)斎場に常設祭壇が無い場合や生花祭壇を希望する場合は、祭壇料が別途必要となります。
(注2)火葬場の案内など必要な人員を含みます。


セット内容 


  

祭壇の例 






 *ゆうなぎ各セットには、祭壇が含まれていません

ゆうなぎセットとエコ棺 



■ゆうなぎ各セットには、祭壇が含まれていませんので斎場などに常設祭壇がない場合や花祭壇等にする場合は別途費用が必要です。
■ゆうなぎワンデーは、通夜式と葬儀を1日で行うプランで参列者の高齢化や遠方などにより最近よく行われているお葬式の形です。
■ゆうなぎシンプルは、葬儀や告別式を行わず火葬のみを行う直送のプランです。


   

   写真は「エコ棺」です。


*「ゆうなぎ」は、環境に配慮した「エコ棺」を標準仕様にしています。
 エコ棺(三層段ボール使用)は、外観は布張棺と同様ですが、製造時の木材使用量が少なく、他の棺(合板製)に比べ貴重な森林資源を50%有効利用しています。
 燃焼に要するエネルギーも、CO2の排出量も少ない棺です。
 エコ棺1本につき苗木1本分の寄付が付いていて、原木の産地に植林しています。

*予算や趣向によって別の棺も選べます。



自分らしいお葬式のために 「ゆうなぎ」出前講座

店内イメージ

「自分らしいお葬式」のための講座です。

「いざ!」となってから慌てるのでは「自分らしいお葬式」「納得のいくお葬式」をすることは難しいものです。余裕のある今、生活クラブ葬祭サービスに生前相談(無料)をしてみましょう。

生活クラブ葬祭サービス
0120-098-325
 アドバイスと共に、見積書も提示してもらえるので、自分の考えを具体的に整理することができます。


 突然やってくる「お葬式」についての学習会に講師を派遣します。


「いざ!」という時の判断を容易にし、自分の価値観や思いを反映することができるように…余裕がある時に、知識や情報を得て自分の考えを整理しておきませんか?
「自分らしいお葬式」のための講座です。

 内 容:現代葬儀事情・葬儀の歴史・ゆうなぎの説明・留意したいこと等、質問や意見交換も含めて2時間程度を目安としています。
 ルール:参加人数は5人以上。会場は主催者がお手配ください。
 申し込み方法:生活クラブ本部048t839-4881へ
  下記事項を添えて申し込んでください。
  ①主催者(支部・地区等)
  ②担当者(氏名・電話番号)
  ③参加予定人数
  ④開催日時(第1希望日・第2希望日)
  ⑤会場(名称・住所・電話・地図)


もしもの時のお願いノート 

店内イメージ

すぐに知らせなければ困ること


 もしも、あなたが事故や急病で倒れ、意識が確かでなくなったとしたら、その時、救急隊員に家族の連絡先を伝えられますか?
 あなたの持病や薬歴をよく知っている、かかりつけ医師のもとに搬送してもらえるでしょうか?
 緊急時に「すぐに知らせなければ困ること」を書き込んでおき、いざという時に誰かに見てもらうためのノートです。

          《200円》
   問合せは、生活クラブ本部048-839-4881へ

<内容>緊急時の連絡先/かかりつけ医療機関/持病と服薬/
 告知や緩和措置についての希望/各種証書一覧/
 葬儀や墓についての準備・希望/連絡して欲しい友人・知人


葬儀後の手続き 

必要な書類はたくさんあります

 手続きに必要な書類はたくさんあります。
 死亡診断書や故人の出生から亡くなるときまでの戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本、印鑑証明と提出先ごとの書類への押印が必要になります。

    項 目           備 考
 不動産  土地・建物の相続や名義書換など
 流動資産  預貯金や株式、債券など
 年金  受給していた場合は停止手続き。遺族年金の手続きなど
 生命保険の請求  保険金請求手続き
 葬儀車用と埋葬責用  健康保険や国民健康保険への手続き
 クレジットカード抹消と支払い  クレジットカード会社への手続き
 名義の書換  電器やガス、水道、電話、自動車、火災保険など
 所得税の確定申告  死亡後4ケ月以内に準確定申告を相続人の代表者が行います。
 相続税の申告  基礎控除額を超える場合税務署への申告をします。
 相続放棄、限定相続  負債も相続人が受け継ぐことになります。死亡後3ケ月以内に家庭裁判所に相続放棄の申述書の提出も可能です。
 その他 l 印鑑登録の抹消
 ・同窓会や同好会などの登録抹消
 ・会糞を納めていた会などの登録抹消
 遺品の整理  専門業者への依頼も可能です。

 


  葬儀の歴史を学ぶ

江戸時代まで

 人は死者を弔う唯一の動物といわれています。私たちはいっ頃から葬儀を行うようになり、葬儀の形態はどのように変わってきたのでしょう。

【日本古代】
 人が死んでもすぐには埋葬せず、死者と食事をともにし、死を嘆き悲しみ、歌い踊って死者の霊を慰める儀礼(残…もがり)が行われたことが古事記(712年)に記されています。これが通夜の起源といわれています。また、常陸風土記(718年)には、将軍の葬列の様子が記されています。

【古墳時代】
3世紀頃には権力者のために、応神陵や仁徳陵のような巨大墳墓がつくられた。後に大化の改新(645年)によって巨大墳墓、殉死、副葬品が禁止され、古墳時代は終わりを告げた。


【天皇の葬送儀礼】
 仏教が伝来(538年)し権力者層に広まっていった。700年には僧・道昭が火葬、730年に持統天皇が仏教的な法会、880年に清和天皇が僧による法会と火葬、というように天皇・貴族には仏教による葬送儀礼が定着した。一条天皇が没した時(1011年)には、臨終念仏・北枕・沐浴・葬列・茶毘・拾骨・セ七日法会・一周忌法事と、現在に通じる葬送儀礼が行われた。

【武士の葬送儀礼】
鎌倉室町時代には武士階級も仏式葬儀を行うようになっていた。

【民間仏教の広がり】
民衆は中世まで葬送儀礼もなく墓も持たず、野山に埋めたり河川敷や道に放置されていたが、行基・空也に代表される僧たちにより浄土思想が広がっていき、室町末期には農民の自治組織・惣村が形成され、財政的に寺院を支えるようになった。

【江戸時代】
江戸幕府の寺請制度(檀家制度)により一家一寺が確立。先祖崇拝も強まり家ごとに墓を持つようになった。


明治時代から現代へ

【明治時代】
 明治政府は神道を国教と定め寺請制度を廃止したが、民衆と寺の関係は薄れることがなく続いた。富裕層による大規模な葬列が行われるようになったが、都市化が進み市街地に墓地がつくれなくなるにつれ、葬列をやめ輿や葬具を屋内に飾り、葬儀を行うようになっていった。祭壇の始まりである。

【戦後】
1948年(昭和23年)墓地埋葬法が制定された。この年、冠婚葬祭互助会が誕生し、これまで葬具貸し出し業であった葬儀業者は役務サービスに重点を変えていった。この頃から民衆は葬儀施行の経験が少なくなっていき、葬儀を葬儀社任せにするようになっていった。

【現在の葬儀事情】
1990年代から葬儀は「簡素化・個人化」に向かって大きく変わっていった。
「義理・虚礼・形骸化・マニュアル化」への批判が背景にあると思われる。少子化、核家族化、平均寿命の伸びなどにより会葬者の人数が少ない葬儀が増え、住宅や生活様式の変化から斎場利用の葬儀が増えている。また、通夜と告別式を同日に行うワンデー葬も一般化しています。


 このように葬儀の形は時代と共に変化してきました。また、例えば仏式といってもその内容は、天皇家に由来する宗教観と仏教由来の宗教観、土俗の宗教観が混在していますし、地域によって様々な習俗が付加されています。
 私達は自分自身の最期をどのように送られたいか、元気なうちによく考え、家族に伝えておく必要があるようです。





【出典】:『自分らしいお葬式のために・保存版――生活クラブ葬「ゆうなぎ」のしおり』、生活クラブ生活協同組合、2013年4月発行より、一部訂正。







生活クラブ葬祭サービス 
0120-098-325
24時間受付・年中無休
「緊急以外(生前相談や各種お問い合わせ)の場合は、できるだけ月曜日~土曜日の午前9時~午後5時にお願いします」
 発信場所が、東京・神奈川・埼玉・千葉以外の場合は下記にご連絡ください。
03-5285-0983

(企)埼玉葬送サポートセンター


<事業内容>
●葬儀サポート
●生前相談
ゆうなぎ出前講座
●もしもノート販売
●その他